郡山市ふれあい科学館では2013年7月7日(日)に福島大学と連携し、おもしろ科学びっくり箱「泥と水のふしぎなサイエンス−どろだんごづくり」を開催いたしました。
今回は、土と水を使って光るどろだんごを作りながら、土と水のふしぎな科学を学びました。光るどろだんごは、土で芯になる部分を作り、そのまわりをより細かい土でコーティングする二層構造になっています。まずは、土と水をこねてどろだんごの芯を作りました。ここでなるべく球に近い形にすると、完成品も球に近いものができるため、参加した皆さんは、真剣に取り組んでいました。
芯ができたら、そこへ細かい土を少しずつふりかけます。すると、芯の水分で細かい土がくっつくため、どろだんごの芯がコーティングされていきます。そして、細かい土をふりかけては余分な土を払い落とすという作業を繰り返して少しずつどろだんごが、白っぽくなっていきました。
どろだんごの芯がコーティングされて、細かい土がくっつかなくなったら、30分くらい乾燥させます。その時間を利用して、どろだんごがどうして固まるか、またどうして光るどろだんごができるのか、そのしくみについて、新井先生がわかりやすくお話ししてくださいました。
どろだんごのしくみがわかったところで、十分に乾燥したどろだんごを磨きました。クリアファイルやペットボトルのツルツルの面でどろだんごを転がし、どろだんごの表面をツルツルに磨いていきました。
どろだんごの表面はとても細かい土でできているのため、どろだんごを磨いて凹凸を少なくすると、どろだんごの表面に光沢が出て、どろだんごは光って見えるのです。
今回はどこにでもある土と水から、大理石のようなピカピカのどろだんごを作りました。参加した皆さんは、自分で作ったどろだんごをとても嬉しそうに、大事そうに持ち帰られました。
新井先生、楽しい講座を本当にありがとうございました。