【開催報告】おもしろ科学びっくり箱「進化系スーパーボールを作ろう!」

 郡山市ふれあい科学館では福島大学と連携し、おもしろ科学びっくり箱「進化系スーパーボールを作ろう!」 を2017年10月15日(日)に開催しました。


 今回の講師は、福島大学教授の佐藤 理夫先生です。アシスタントとして福島大学の学生の皆さんにもお手伝いいただきました。

 講座には、4歳のお子さんから一般の方まで、幅広い年代の皆さんが参加しました。

 はじめに、スーパーボールの原料となるゴムについて、先生からお話がありました。ゴムの木を傷つけて、ゴムの原料となる「ラテックス」を採取する部分では「痛そう!」などの声もあがったりしていました。しかし、スーパーボールの具体的な作り方のお話に入ると、参加者の皆さんは興味津々の様子でした。


 まずはじめは練習ということで、小さなスーパーボールを作りました。先生から教わったとおりに、ラテックスとクエン酸水を混ぜると、すぐに固まり始めます。それを水で洗って、手の平で転がすと丸いスーパーボールに近づいていきました。しかし、なかなか市販品のような球にはならないため、弾ませるとどこに跳ね返るか分からないスーパーボールになりました。

 続いて、自分で作ったスーパーボールを使って、先生が用意してくれた「ワンバウンドでバケツのゴールへ入れるゲーム」や、「転がして紙コップの山を崩すゲーム」などに挑戦しました。ボールがどう弾むか分からないため、参加者の皆さんは真剣に取り組んでいました。

 後半は、スーパーボールに様々な形のビーズなどを混ぜた進化系スーパーボールを作りました。均一に見栄えよくビーズを混ぜるのは難しいのですが、参加者の皆さんは、より良い進化系スーパーボールを作るために、はじめのスーパーボールをベースに、作り方をそれぞれ工夫していました。


 佐藤先生、福島大学の学生の皆さん、楽しい講座を本当にありがとうございました。