第17回コンピュータグラフィックス展 受賞作品

 郡山市ふれあい科学館では、コンピュータグラフィックスを「作る楽しさ」「見る楽しさ」にふれていただくことを目的として、「第17回コンピュータグラフィックス展」を開催いたします。

 2017年9月30日まで「ワクワク夢見る宇宙生活」をテーマとしたコンピュータグラフィックス作品を募集しましたところ、394点の作品をご応募いただきました。たくさんの作品の応募、誠にありがとうございました。

 10月19日の審査会にて各受賞作品が決定しました。

 受賞作品は、2017年11月4日(土)から2018年1月8日(月)まで科学館22階展望ロビー(無料)に展示しますので、ぜひコンピュータグラフィックスのすばらしさにふれてください。

【第17回コンピュータグラフィックス展のご案内】


応募数

部門 応募数
静止画
部門
小学生以下の部 212点
中学生の部 74点
一般(高校生以上)の部 87点
動画部門 21点
合計 394点

審査会の様子


講評

 応募総数が昨年よりも150点多かったということは、主催者の努力の賜物である。静止画部門では、使用ソフトの可能性を追求しようとする積極性の中、自らのアイデアをどう実現させようかという努力の跡がよく見られた。動画部門では今回は、特に応募数が多く、審査にも時間がかかった。作品を最後まで作り続けるという根気、そしてよく練られた脚本とがまず前提として大事であることが、審査の中で再確認された。(菅野洋人審査委員)


審査員(敬称略)

 新井 浩   (福島大学 教授)
 伊藤 峰洋  (有限会社峰洋デザイン 代表)
 内田 章   (学校法人新潟総合学院 FSGカレッジリーグ 事業企画部 新環境事業室 室長)
 金子 伸之  (郡山市教育委員会 教育研修センター 指導主事)
 菅野 洋人  (郡山市立美術館 主任主査)
 西村 憲   (会津大学 上級准教授)
 本田 文一  (福島県立清陵情報高等学校 教諭)
 渡部 信幸  (郡山市立安積中学校 教諭)
 佐久間 政彦 (郡山市ふれあい科学館 館長)

静止画部門の受賞作品 (敬称略)
【大賞】館長賞 【準賞】スペースパーク賞

小学校の町探検
加藤 環
郡山市立郡山第三中学校1年生

宇宙のバカンス
山口 聡
郡山市立行健第二小学校5年生

ささやかな食事
杉田 安良
福島県立福島高等学校2年生
審査員講評:とても楽しそうで、なおかつ宇宙を感じさせる。今回のテーマに合致した、素直な作品である。浮遊感のある人物表現、そして宇宙ならではの固まりとなった水の表現など、随所に作者の細やかな感性が見受けられる。 審査員講評:小学生らしい宇宙人の表現など、自由さにあふれた元気いっぱいの作品。「描く」という行為がこの作品の魅力の根底にあり、制作において最も大切な「描く楽しさ」を思い出させてくれる。 審査員講評:テクニックに優れ、大賞に最も近かった作品。CG特有の直線を生かし、左の女性と右のロボットを対比させることに成功している。床の透明感、中央に柔らかく集まる星の群れの表現にも工夫が見られ、桃らしき果実が、スローモーションのように浮遊している雰囲気さえ伝わる優れた作品である。
小学生以下の部 優秀賞

宇宙人は友達
遠藤 直喜
郡山ザベリオ学園小学校4年生

天の川でつり大会
田中 翔
郡山市立芳山小学校6年生

宇宙人達の楽しい生活
渡部 ひかり
会津若松市立門田小学校5年生
中学生の部 優秀賞

わくわく宇宙栽培キッド
星 空
本宮市立本宮第二中学校2年生

スペースインターナショナルスクール
酒井 紳伍
郡山市立郡山第三中学校3年生

月での生活
根本 大翔
郡山市立郡山第三中学校1年生
一般(高校生以上)の部 優秀賞

まだ、誰も知らない宇宙の「形」
岩本 拓也
KCS福岡情報専門学校1年生

ふわふわおせんたく
太田 紗楠
KCS福岡情報専門学校1年生

ある日常
渡辺 樹
国際アート&デザイン大学校1年生
動画部門の受賞作品 (敬称略)
【大賞】館長賞 【準賞】スペースパーク賞

りっくんのいちにち
三瓶 奈々子
清野 晴香
後藤 紗希
国際アート&デザイン大学校2年生

うさぎの餅つき
都丸 恵梨香
群馬県立渋川青翠高等学校3年生

宇宙ステーションの日常
石井 大智
市川 勝己
国際アート&デザイン専門学校2年生
審査員講評:脚本がしっかりしていて、かなり練られたイメージがどんどん重なっている。特に食事のシーンは、宇宙であるため、寒天のようなもので具材を固めて食べ易くしていたり、ジュースは敢えて飲み易い飲み口をつけておくなど、作者たちのこだわりがよく反映されている。地球人と宇宙人の共存がテーマであるが、ラストシーンにはどこか物悲しさまで漂わせる作品である。 審査員講評:単純明快な作品であるが、それぞれのキャラクターの動きは決して単調になっていないところがこの作品の魅力である。内容の流れがスムーズなのは、単純でなおかつ短時間であるという制限の中での、作者の努力の成果であろう。だからこそラストシーンの物足りなさが悔やまれる。 審査員講評:宇宙人と地球人との交友を、日常のある日の出来事として表現しようとする作者の意図が見られる。特に、楽しさを静止画(ここでは記念写真)として扱った点はアイデアとして秀逸。終り方が唐突であるはあるが、今回の動画の出品作の中では最も手の込んだ作品のひとつであるといっていいだろう。
学校賞の受賞校
会津若松市立門田小学校 (応募数15点)
郡山市立郡山第三中学校 (応募数22点)
KCS福岡情報専門学校 (応募数76点)

※静止画部門の作品をクリックすると大きな画像をみることができます。動画部門の作品をクリックすると再生画面へ移ります。

※各作品の著作権は作者に帰属しています。作品を無断で転載、転用することはできません。

 

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