【ファンダメンタルコース 開催報告】

2004/03/26


 郡山市ふれあい科学館では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日本宇宙少年団(YAC)が主催の「2004年春期コズミックカレッジ〜ファンダメンタルコース」を、平成15年12月に引き続き、平成16年3月21日(日)に開催しました。

 今回は、小学5年生から中学2年生までを対象としたカリキュラムを行い、50名の皆さんにご参加いただきました。

<ファンダメンタルコース> 平成16年3月21日(日) 10:00〜17:30

 始めに、コズミックカレッジの中村雄一教授から、「もうわかっていることでも、実際に自然を観察すると、今まで誰も気づかなかった発見があるかもしれません。皆さんも普段から違った目で観察してみてください。」とのお話がありました。

 大気圧の実験です。石油缶にお湯を入れ加熱し水蒸気を発生させます。そして、フタをすると石油缶がだんだんつぶれていきます。

 水蒸気が石油缶の中の空気を追い出し冷えて水にもどるので、缶の中は真空に近い状態となり外の圧力(大気)で缶がつぶれるそうです。

 ロケットの燃料の実験です。ペットボトルで作ったロケットの内側にアルコールを塗り、火を近づけると勢いよくロケットが発射しました。

 グループで協力して探査機を製作しました。

 決められた材料を使い、プーリーやプロペラを工夫しながら、目標時間にできるだけ近くゴールするようタイムを競いました。

 高柴デコ屋敷の恵比須屋17代目橋本広司さんより、300年の伝統を誇る張子人形の講演をいただきました。

 この講演では、張子人形の歴史や製作方法、張子にかける情熱をお話しいただき、参加者全員で張子の絵付を体験いたしました。最後に伝統のひょっとこ踊りを披露していただき会場は大爆笑の渦でした。