郡山市ふれあい科学館では、平成21年11月8日(日)に小学校1年生から4年生と保護者を対象に、「コズミックカレッジ・キッズコース」を開催いたしました。
今年は、ガリレオ・ガリレイが宇宙へ望遠鏡を向け、宇宙への扉を開いた400年目の記念する年「世界天文年」です。当館の全館企画「世界天文年2009 〜ガリレオの世界を体験しよう〜」に合わせて、「ガリレオ」をテーマに実験や工作を楽しみ、天文や宇宙への夢を膨らませていただきました。
講師は、宇宙教育リーダーの佐野 亮二先生(西田中学校)、園部 毅先生(郡山第七中学校)、赤間 祐市先生(宮城小学校)と、当館の鈴木 典秋、水谷 有宏です。
まずは、ガリレオ・ガリレイがどんな人だったのか、ガリレオについてお話しました。その後、ガリレオが作った望遠鏡の話や、レンズについて実験をしながら凸レンズと凹レンズの違いを学びました。
望遠鏡には、凸レンズを2枚組み合わせたケプラー式と、凸レンズと凹レンズを組み合わせたガリレオ式があります。今回は、ガリレオの見た世界ということで、ガリレオ式望遠鏡を作りました。ペットボトルや紙を切って、一生懸命作りました。
ガリレオは、太陽を観測して黒点を発見しました。太陽について知ってもらうために、クイズ形式で問題を出していきました。みんな元気に手を上げて答えていました。クイズの途中では、太陽の大きさを知るためにいろんな大きさのボールを使ったり、太陽が何でできているのか?太陽の輝いている秘密など、実験や実演を行いました。
学習した太陽を見るために、遮光板を作って観察しました。天気が良かったので、「太陽が見えた!」と大喜びでした。その後、弁当箱で簡易分光器を作り、太陽の光はいろんな色の光が混ざっていることを知りました。
ガリレオは土星を見たとき、土星に耳が付いていたように見えました。その耳は土星の環だったのですが、望遠鏡の発達によって分かっていった土星の姿について、写真を見せながらお話をしました。
土星について知ったところで、土星の模型作りを行いました。環を作りながら、環の構造や大きさ、厚さなど、はじめに聞いた話を実感しながら作っていました。世界に一つだけの模型を大切にしてくださいね。
最後の閉講式では、参加者一人一人に修了証をお渡ししました。
今回学んだことをきっかけに、皆さんも宇宙への扉を開いてくださいね。
来年度もコズミックカレッジはテーマを変えて実施する予定です。
お楽しみに!