郡山市ふれあい科学館では2013年11月10日(日)に、小学校1年生から4年生と保護者を対象に、コズミックカレッジ「キッズコース」を開催しました。
今年は、彗星のあたり年。4月にはパンスターズ彗星が来て、11月末にはアイソン彗星がやってきます。そこで今回は「彗星」をテーマに、彗星に関する実験や工作を行い、彗星はどんな天体なのか理解を深め、宇宙への夢を膨らませていただきました。
講師は、宇宙教育リーダーの佐野 亮二先生(郡山第三中学校)、園部 毅先生(福島大学附属中学校)、赤間 祐市先生(永盛小学校)と、当館の鈴木 典秋、水谷 有宏です。
まず始めは、赤間先生が今まで観測された彗星を紹介しました。そして彗星の正体を探る実験を園部先生と水谷が行いました。彗星の核は、「汚れた雪だるま」と言われているのでドライアイスと泥水で彗星の核を作りました。ライトを当て、彗星が太陽の熱で尾を出す仕組みを実験しました。また、空気の無い宇宙でどのように尾ができるのか、バンデグラフなどを使って実験しました。
最後に、佐野先生が彗星の軌道を知るための工作「ケプラーモーション」の作り方を説明し、みんなで完成させました。彗星の楕円軌道を遊びながら体験しました。
今月11月末から12月にかけてアイソン彗星がやってきます。水谷からアイソン彗星についての説明と観測の方法について紹介しました。
アイソン彗星が明るくなれば、肉眼でも観測できますが、双眼鏡や望遠鏡があれば見やすくなります。望遠鏡などに使用しているレンズの仕組みについて鈴木が紹介し、学びながら望遠鏡を工作しました。
彗星は、その綺麗な姿を私たちにプレゼントしてくれるだけではなく、その他にも、ながれ星や流星群のもとにもなります。また、生命のもとを彗星が運んでくれたという説もあります。佐野先生がいろいろ紹介してくれました。
その後、赤間先生が星の形をした砂「星砂」を使って、星座カード作りを紹介しました。また、園部先生が、星砂は砂ではなく生き物である証拠を実験を行って紹介しました。
また来年も、コズミックカレッジを開催する予定です。お楽しみに!!