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【開催報告】コズミックカレッジ キッズコース

 郡山市ふれあい科学館では2015年11月8日(日)に、小学校1年生から4年生と保護者を対象に、コズミックカレッジ「キッズコース」を開催しました。

 今回は、JAXAの油井亀美也(ゆいきみや)宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに長期滞在中であることにちなんで、「めざせ!宇宙飛行士!」をテーマに、国際宇宙ステーションはどのようなところなのか、また、宇宙飛行士はどのような仕事をするのか、実験や工作、クイズなどを行いながら学びました。さらには、参加者の皆さんが宇宙飛行士になるにはどのような条件をクリアしないといけないのか、また、どのような試験を受けるのか、その一部を簡易版にして体験していただきました。

 講師は、宇宙教育リーダーの赤間 祐市先生(永盛小学校)、佐野 亮二先生(郡山第三中学校)と、当館の梅本 顕史、惠川 司が担当して実施しました。


国際宇宙ステーションはどんなところ?

 まず第1部は、「国際宇宙ステーションはどのようなところなのか」がテーマでした。はじめは国際宇宙ステーションの概要について、赤間先生に紹介していただきました。そして、国際宇宙ステーションは常に地球に落ち続けていることで無重力状態となっているということで、同じ無重力状態を再現する道具を工作しました。

 さらに、国際宇宙ステーションの外側、真空の宇宙空間はどのような世界なのか、水や風船、お菓子など、身近なものがどうなるか実験しました。


宇宙飛行士のおしごと

 第2部では、「宇宙飛行士のおしごと」がテーマでした。今回は宇宙服を着て行う船外活動にスポットをあてて、宇宙服を着て作業をする体験をしました。

 本物の宇宙服の代わりに、まずは宇宙服のヘルメットを工作しました。完成してかぶると、見渡せる範囲はとても狭く、自分の胸のあたりも見えません。そこで、実際の宇宙服と同じく鏡を使って、見えにくい部分を見る体験もしました。

 さらに、宇宙服の手袋も工作しました。宇宙服の手袋は、宇宙線や真空などから身を守るために、とても厚くなっています。手袋を重ね着した上に、プラスチックの指先をつけて、ペットボトルの蓋を回せるか実験しました。


宇宙飛行士になるには

 第3部は、「宇宙飛行士になるには」がテーマでした。宇宙飛行士に応募するためには、身長体重や経歴など、いろいろな条件をクリアしないといけません。そして、無事に応募できたあとも、いろいろな試験が待っています。今回はその一部を簡易版で挑戦しました。

 絵が全く描かれていないジグソーパズルに挑戦したり、図形を組み合わせて描かれた絵を言葉だけで、保護者から参加者へ伝えることに挑戦しました。

 宇宙飛行士になるのは簡単ではありませんが、興味を持って夢のひとつに加えてもらえれば幸いです。


コズミックカレッジはまた来年も開催する予定です。お楽しみに!!