【開催報告】ロボットで遊ボット!〜ロボット工作ワークショップ〜

 郡山市ふれあい科学館では、春休み特別企画として福島県立郡山北工業高等学校・福島県立清陵情報高等学校との連携事業「ロボットで遊ボット!」を開催しております。平成21年3月28日(土)・29日(日)に「ロボットで遊ボット!」の特別企画として、「ロボット工作ワークショップ」を開催しました。

 28日(土)は郡山北工業高校による「ライントレースカー」ロボット工作、29日(日)は清陵情報高校による「カブトンくん」ロボット工作を行いました。

福島県立郡山北工業高等学校 「ライントレースカー」ロボット工作(3/28)

 

 28日は、郡山北工業高校の深澤 剛先生を講師に、黒と白の線を見分けて走る「ライントレースカー」ロボット工作です。

 そして、郡山北工業高校のコンピュータ部で競技大会などのロボット製作に取り組んでいる、お兄さんお姉さんにもお手伝をいいただきました。


 

 始めに、深澤先生から今回製作するロボットを紹介してもらいました。

 ロボットに使うセンサーは、人間の目の部分にあたります。センサーが光の性質を使って白と黒の色を見分けながら、上手に線の上を進んでいくのです。

 そして、いよいよロボット製作に挑戦です。今回は、ロボット工作には欠かすことのできない「はんだ付け」を行い、基盤などを作りました。

 「はんだごて」を初めて使う参加者が多かったのですが、高校生の皆さんが各テーブルでお手伝いしてくれたので、楽しく工作ができました。


 

 ロボットが完成したら、実際にコースを走らせて動作を確認しました。今回のロボットには、黒い線の上を進んでいく「トレースモード」、黒い線にぶつかると向きを変えて白い部分だけを進んでいく「リバースモード」の2種類のプログラムが入っています。

 スイッチを入れても動かないロボットや、上手く線を見分けてくれないロボットもありましたが、先生や生徒の皆さんが直してくれたので、無事に全員完成することができました。自分のロボットがちゃんと動くと、「やったー!」「すごーい!」など、嬉しそうな声が上がりました。

 郡山北工業高校の深澤先生、そしてコンピュータ部の皆さん、楽しい工作を本当にありがとうございました!


福島県立清陵情報高等学校 「カブトンくん」ロボット工作(3/29)

 

 29日は、清陵情報高校の前田 久幸先生、渡邉 誠一先生、永山 広克先生を講師に、カブトムシ型の走るロボット「カブトンくん」を作りました。

 そして、清陵情報高校でロボット製作に取り組んでいるメカトロ部の皆さんも参加してくれて、工作のお手伝いをしていただきました。


 

 いよいよロボット製作に挑戦です。ギアボックスやセンサー、電池ボックスなど、いろんな部品を組み合わせて、「カブトンくん」を製作していきます。

 モーターへのはんだ付けは、高校生のお兄さんが行ってくれました。参加者たちは、興味津々ではんだ付けの作業を見ていたようです。

 最後にタイヤを付けたら完成です。ネジやナットなど細かい部品が多かったのですが、高校生のお兄さんたちが優しく教えてくれたので、無事に全員完成できました。


 

 「カブトンくん」が完成したら、床に作ったコースを走らせました。白と黒を見分けて、上手にコースを進んでいきます。

 コースから外れてしまうロボットは、センサーの感度を少しずつ調節していくと、上手に走るようになりました。

 参加者たちは、完成した自分のロボットに大満足のようでした。

 清陵情報高校の前田先生・永山先生・渡邉先生、そしてメカトロ部の皆さん、楽しい工作を本当にありがとうございました!