【開催報告】ロボットで遊ボット!〜ロボット工作ワークショップ〜

 郡山市ふれあい科学館では、春休み特別企画として福島県立清陵情報高等学校・福島県立郡山北工業高等学校との連携事業「ロボットで遊ボット!」を開催しております。平成22年3月27日(土)・28日(日)に「ロボットで遊ボット!」の特別イベントとして、「ロボット工作ワークショップ」を開催しました。

 27日(土)は清陵情報高校による「カブトンくん改」ロボット工作、28日(日)は郡山北工業高校による「ごきバスター」ロボット工作を行いました。

福島県立清陵情報高等学校 「カブトンくん改」ロボット工作

 

 27日は、清陵情報高校の前田 久幸先生、渡邉 誠一先生を講師に、床の白と黒の色を見分けながら進むロボット「カブトンくん改」を作りました。

 そして、清陵情報高校メカトロ部の皆さんも参加してくれて、工作のお手伝いをしていただきました。

 メカトロ部の皆さんは、いろいろなロボット製作に取り組んでいるので、とても心強い助っ人ですね。


 

 始めに前田先生から、今回製作するロボットを紹介してもらいました。人間の目の部分にあたる「センサー」が、光の性質を使って白と黒の色を見分けながら、上手に線の上を進んでいきます。

 そして、いよいよロボット製作に挑戦です。ドライバー、ナットドライバー、ラジオペンチなど、いろんな道具を使いながら、楽しく工作を行いました。

 途中で少し難しい作業もありましたが、メカトロ部のお兄さんたちが優しく手伝ってくれたので、無事に全員が完成できました。


 

 ロボットが完成したら、ガムテープで作ったコースを走らせました。上手にセンサーでコースを見分けながら進んでいきます。

 自分のロボットが動くと「やったー!」「すごい!」などなど、嬉しそうな声が上がりました。

 コースから外れてしまうロボットもありましたが、センサーの感度を調節して上手に走るようになりました。

 清陵情報高校の前田先生・渡邉先生、そしてメカトロ部の皆さん、楽しい工作を本当にありがとうございました!


福島県立郡山北工業高等学校 「ごきバスター」ロボット工作

 

 28日は、郡山北工業高校の深澤 剛先生を講師に、ちょろちょろと動き回る「ごきバスター」ロボット工作です。これはゴキブリ型のロボットで、上に付いているセンサーを何度か叩くと動きが変わり、最後には退治することができます。

 そして、郡山北工業高校コンピュータ部で競技大会などのロボット製作に取り組んでいるお兄さんたちにもお手伝をいいただきました。


 

 始めに深澤先生から、今回製作するロボットについて説明いただきました。このロボットにもセンサーがついているので、床の白と黒の色を見分けることができます。

 そして、いよいよロボット製作に挑戦です。今回は、ロボットなどの電子工作には欠かすことのできない「はんだ付け」を行いました。

 参加者の多くが「はんだごて」を使うのは初めてのようでしたが、コンピュータ部の皆さんが各テーブルで工作のお手伝いをしてくれたので、みんなロボットを完成できました。


 

 ロボットが完成したら、実際にコースを走らせて動作を確認しました。

 白い部分をゴキブリロボットが進み、黒い線にぶつかると進む向きが変わります。「バスタースティック」という叩き棒で、ロボットの上にあるセンサーを叩くと動きが変わり、何度か叩くと退治することができるのです。

 参加者の皆さんは、自分のゴキブリロボットを何度も叩きながら、楽しく遊んでいたようです。

 郡山北工業高校の深澤先生、そしてコンピュータ部の皆さん、楽しい工作を本当にありがとうございました!