郡山市ふれあい科学館では、春休み特別企画として福島県立清陵情報高等学校・福島県立郡山北工業高等学校との連携事業「ロボットで遊ボット!」を開催しています。2013年3月23日(土)・24日(日)に「ロボットで遊ボット!」の特別イベントとして、「ロボット工作ワークショップ」を開催しました。
23日(土)は清陵情報高校による「六足歩行ロボット 福くん」の工作、24日(日)は郡山北工業高校による「ごきバスター」ロボット工作を行いました。
23日は、清陵情報高校の前田 久幸先生、渡辺 慎吾先生、新妻 孝先生を講師に、コントローラで操縦する「六足歩行ロボット 福くん」を作りました。
清陵情報高校メカトロ部の皆さんも参加してくれて、工作のお手伝いをしていただきました。
メカトロ部の皆さんは、いろいろなロボット製作に取り組んでいるので、とても心強い助っ人ですね。
はじめに前田先生から、今回製作するロボットを見せてもらいました。モーターは二つだけですが、クランク機構を用いて六つの足を動かすことができます。
部品がそろっていることを確認したら、さっそく工作に挑戦です。ドライバー、ナットドライバー、ラジオペンチなど、様々な工具を駆使しながら製作していきました。
ロボット工作に初挑戦の参加者もいて、とまどう場面もありましたが、先生方の分かりやすい説明や、メカトロ部の皆さんのていねいなサポートで、楽しく工作できましたね。
最後のはんだ付けは、メカトロ部の皆さんに行ってもらいました。お兄さんのたちは、慣れた手つきで、上手に配線を付けてくれました。
ロボットが完成したら、コントローラーを操作して、ちゃんと動くかを確かめました。参加者たちはロボットを上手くコントロールしながら、楽しく遊んでいましたね。
清陵情報高校の前田先生・渡辺先生・新妻先生、そしてメカトロ部の皆さん、楽しい工作を本当にありがとうございました!
24日は、郡山北工業高校の深澤 剛先生を講師に、「ゴキ蔵」というロボットを作りました。
この「ゴキ蔵」は、なんと「ゴキブリ型」のロボットです。ゴキブリのように動き回り、壁などに当たると触覚部分のスイッチが反応し、向きを変えて動き続けます。
難しい工程もあるため、郡山北工業高校コンピュータ部の皆さんに協力してもらいました。コンピュータ部の皆さんは、ふだん競技大会に出場するロボットなどの製作にも取り組んでいるので、とても頼もしいですね。
はじめに、深澤先生からロボットに欠かすことのできない「モーター」の仕組みを紹介してもらいました。また、スマートフォンで動かすことができる不思議な動きのロボットも登場し、参加者の皆さんは興味津々の様子でした。
次に、今回製作するロボット「ゴキ蔵」の特徴や、作り方の説明を受けたら、いよいよ工作に挑戦です。
今回は、はんだ付けの作業も参加者に体験してもらいました。はんだごては危険な道具でもあるため、高校生の助けも借りながら、真剣に取り組みました。全員無事にはんだ付けを成功させると、大変だった反面、達成感も大きかったようでした。
ロボットが完成すると、「ゴキ蔵」用に作られたスペースで、試運転を行いました。ほとんどのロボットがゴキブリのように動き回りだし、みんな大喜びです。
動きの悪かったロボットは、先生や高校生の調整で、無事に動き回るようになりました。お家に持ち帰って、ぜひ遊んでみてくださいね。
郡山北工業高校の深澤先生、そしてコンピュータ部の皆さん、楽しい工作を本当にありがとうございました!