郡山市ふれあい科学館では2013年3月23日(土)〜4月7日(日)まで、福島県立清陵情報高等学校・福島県立郡山北工業高等学校と連携して「ロボットで遊ボット!〜ロボット展示・操作体験〜」を開催いたしました。
会場には、ロボット競技大会やコンテストで活躍している両校の生徒たちが製作したロボットたちが大集合して、来館者を楽しませていました。
高校生の皆さんにもボランティアで参加いただき、展示ロボットの操作方法などを説明いただきました。また、ロボットの大会やコンテストだけでなく、両校の研究活動などについても紹介していただきました。
★全国高等学校ロボット競技大会出場ロボット(清陵・北工)
福島県大会を勝ち抜き、岡山県で行われた全国大会に出場したロボットを展示しました。また、過去の大会の様子も映像で紹介しました。
★ロボット競技の実演(清陵・北工)
大会に出場したロボットは操作が難しいので、高校生の皆さんに操作を実演していただきました。全国大会が行われた岡山県は、おとぎばなしでおなじみ「桃太郎」ゆかりの地なので、おともの小型ロボットを引き連れたり、宝物を早く正確に持って帰る機構を組み入れることが課題となりました。
会場では、宝物に見立てた空き缶を鮮やかに回収する様子が実演されていました。
★操作体験用相撲ロボット(清陵・北工)
アニメのキャラクターやロボットをモチーフにした相撲ロボットです。来館者の皆さまに二人組みで楽しく対戦していただきました。
3月30日・31日にはロボット相撲大会を行い、ロボット競技を体験していただきました。
★ロボット相撲大会出場ロボット(清陵・北工)
「全日本ロボット相撲大会」に出場したロボットです。パワーがありスピードも速いので、実際の大会では、ぶつかり合った際に、衝撃で部品が飛び交うような、激しい競技になります。
3月30日と31日に、清陵VS北工の両校代表によるデモンストレーションマッチが行われました。
★腕力発電式 戦術チーム対戦ゲーム「発電の絆」(北工)
左右のハンドルを回して発電しながら、その電力でロボットを動かすゲームです。2つのチームに分かれて互いに相手チームのロボットや基地についている風船を割りあいました。
4月6日・7日には競技大会を行い、白熱したチームバトルが繰り広げられました。
★ジブクレーン(清陵)
巨大なクレーンの操作を体験していただきました。2か所にある目標におもりを正確に載せられるよう、一生懸命にコントローラーを操作していました。
★ロケットランチャーロボ(北工)
ペットボトルのロケットを飛ばすロボットです。機体の位置や仰俯角・方位角をコントローラで操作して、目標となる網のゴールに向けて発射しました。
操作した皆さんは、はじめはなかなか入らず、うまく入るまで、夢中になってペットボトルを飛ばしていました。
★ブロックロボット(清陵)
いろんなブロックを組み合わせて、オリジナルのロボット作りが体験できます。本の手順で基本形を完成させると、そこから発展させて、オリジナルのロボット作りに夢中になっていました。
★綿菓子職人R(北工)
飴から綿菓子を作ってくれるロボットです。わりばしをセットして食べたい味を選ぶと、ロボットが職人口調で語りかけながら綿菓子を作ります。小さな子どもを中心に大人気でした。
★レスキューロボット(北工)
災害時に瓦礫を越えて進んでいくロボットです。ロボットにはカメラが搭載されていて、パソコンで映像を確認できます。パソコンで映像を見ながら、迷い込んだ人たちを救出していただきました。
★倒立振子制御装置(清陵)
ジャイロセンサーを内蔵しており、二つのタイヤで上手にバランスをとって立つことができるロボットです。不思議なロボットに、大人の方も驚きの声をあげていました。
★ロボット移動機構(北工)
四輪の車を方向転換させるとき、自動車では前輪の向きを変え、キャタピラ車では、左右片方の車輪だけを動かして移動方向を変えます。ここではさらに「オムニホイール」という機構を使って、全方位に移動できる仕組みを操作体験していただきました。
★六足歩行ロボット(清陵)
工作ワークショップでも制作した六足歩行ロボットを操作していただきました。2本のレバーを使い上手に操縦していました。
★二足歩行ロボット(北工)
2本足で立つ人型ロボットの操作体験をしていただきました。高校生たちが事前に動きのプログラムを組んであったので、来館者の皆さんは、レバーひとつでいろいろな動きを楽しむことができました。
★ロボットアーム(北工)
3種類のロボットアームが展示され、おもちゃのグラスなどをつかんで持ち上げる動作や、ペットボトルの中身を注ぐ動作などを来館者の皆さんに挑戦していただきました。
今後も郡山市ふれあい科学館では、清陵情報高等学校や郡山北工業高等学校と連携して、楽しいイベントを開催していく予定です。ご協力いただいた両校の先生方、そして連日ボランティアで参加してくれた高校生の皆さん、本当にありがとうございました。