郡山市ふれあい科学館では春休み特別企画として福島県立郡山北工業高等学校・福島県立清陵情報高等学校・福島県立白河実業高等学校との連携事業「ロボットで遊ボット!」を開催しています。さらに、特別イベントとして、「ロボット工作ワークショップ」を開催しました。
22日は、郡山北工業高校の深澤 剛先生を講師に、「ごきロボ」というロボットを作りました。この「ごきロボ」は、「ごきぶり型」のロボットです。ごきぶりのように動き回り、壁などに当たると触覚部分のスイッチが反応し、向きを変えて動き続けます。制作には難しい工程もあるため、郡山北工業高校コンピュータ部の皆さんにも協力してもらいました。コンピュータ部の皆さんは、ロボットを制作して高校生のロボット競技大会にも出場している頼もしい助っ人です。
はじめに、深澤先生から高校生の皆さんが制作した、スーツを着て体を動かすことで操縦できるロボットのデモンストレーションも行われ、参加者の皆さんは興味津々の様子でした。次に、今回製作するロボット「ごきロボ」の特徴や、作り方の説明を受けて、いよいよ工作開始です。今回は、はんだ付けの作業が必要になるため、高校生のサポートのもとで、参加者にはんだ付け作業を体験してもらいました。はんだごては危険な道具ですが、こうした電子工作には欠かせない道具です。はじめて取り組む参加者もいましたが、高校生の助けも借りて、全員無事にはんだ付けを成功させました。
「ごきロボ」を完成させた参加者の皆さんは、囲いのあるスペースで試運転して、壁にぶつかっても自分で向きを変えて動き続ける「ごきロボ」の動きに夢中でした。多少、動きの悪かったロボットは、先生や高校生の調整で、無事に動き回るようになりました。お家に持ち帰って、ぜひ遊んでみてくださいね。
郡山北工業高校の深澤先生、そしてコンピュータ部の皆さん、楽しい工作を本当にありがとうございました!
23日は、清陵情報高校の新妻 孝先生、渡辺 慎吾先生を講師に、コントローラで操縦するロボット「ぶるどっくん 」を作りました。制作には清陵情報高校メカトロ部の皆さんにもサポートしてもらいました。メカトロ部の皆さんは、いろいろなロボットを製作して、ロボット競技大会や相撲ロボット大会など、いろいろな大会に参加していて、ロボット製作のポイントも親切丁寧に教えてくれました。
はじめに新妻先生から、今回製作するロボット「ぶるどっくん」を見せてもらいました。ブルドーザをモチーフにしたロボットで、自由に動き回り、いろいろなものを持ち上げて運ぶこともできます。ドライバー、ナットドライバー、ラジオペンチなど、様々な工具を駆使して、先生の指導やメカトロ部の皆さんのサポートを受けながら、制作を進めていきました。
最後のはんだ付けは、メカトロ部の皆さんに行ってもらいました。高校生たちは、慣れた手つきで、上手に配線を付けてくれました。
ロボットが完成したら、コントローラーを操作して、ちゃんと動くかを確かめました。参加者たちはロボットを上手くコントロールしながら、楽しく遊んでいましたね。
清陵情報高校の新妻先生・渡辺先生、そしてメカトロ部の皆さん、楽しい工作を本当にありがとうございました!