【開催報告】ロボットで遊ボット!〜ロボット展示・操作体験〜

 郡山市ふれあい科学館では2015年3月24日(火)〜4月5日(日)まで、福島県立清陵情報高等学校・福島県立郡山北工業高等学校・福島県立白河実業高等学校と連携して 「ロボットで遊ボット!〜ロボット展示・操作体験〜」を開催いたしました。
 高校生の皆さんにもボランティアで参加していただき、展示ロボットの解説や、操作体験ロボットの操作方法などについて説明していただきました。 また、学校での研究活動や部活での活動成果などについても紹介していただきました。

★「CANBOT(カンボット)」(白実)

 アームのついたロボットをコントローラーで操作して、空き缶をつかみ、所定の場所まで運ぶロボットです。 制限時間内に、難易度に応じて点数が設定された場所へ、いくつ缶を運ぶことができるか、ゲーム感覚でロボット操作を体験いただきました。  

★高等学校ロボット競技大会出場ロボ(清陵・北工・白実)

 福島県大会や、宮城県で行われた全国大会に出場した各校のロボットを展示しました。 大会の様子を大型モニターで紹介し、実際のロボットの動きや性能をご覧いただきました。

★ペットボトルロボ(北工)

 ペットボトルのロケットを飛ばすロボットです。競技大会用ロボットのペットボトル発射機構の一部を参考に作られています。 コントローラーを使って、発射台の角度や向きを調整し、目標の網をめがけてペットボトルを発射してもらいました。

★電気自動車「黒鐡(くろがね)」(北工)

 手元のレバーだけで簡単に操縦できる電気自動車です。この車は、安全性なども考慮して作られています。 高校生の管理のもとで、操縦してもらいました。

★「Sma ROBO(スマロボ)」(北工)

 スマートホン上のアプリで操縦するロボットです。ロボットに搭載されたカメラの映像をパソコンで見ながら操作していただき、 迷い込んだ人たちの発見に挑戦していただきました。

★「Pro ROBO(プロ ロボ)」(北工)

 ホームセキュリティロボットとして作成されたロボットを展示しました。 「第5回国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテスト」という世界大会で、 第1位である「First Prize」を獲得したロボットで、 防災や防犯に幅広く対応する様々な機能をもっています。

      

★ロボット相撲大会出場ロボット(清陵・北工)

 高校生ロボット相撲大会の東北大会や全国大会に出場したロボットを展示しました。 大会の様子も映像で紹介し、俊敏な競技用ロボットの動きをご覧いただきました。

★操作体験用相撲ロボット(清陵・北工)

 アニメのキャラクターやロボットをモチーフにした相撲ロボットで、二人で対戦してもらいました。 競技用の相撲ロボットに比べて、安全に楽しめるように設計されています。

      

★ブロックロボット(清陵)

 いろんなブロックを組み合わせて、ロボット作りに挑戦していただきました。見本どおりに上手に作成できたあとは、オリジナルの改造なども楽しんでいただきました。

★倒立振子制御装置(清陵)

 ジャイロセンサーというバランスをとる装置を内蔵しており、二つのタイヤで自立することができるロボットです。 ゆらゆらと揺れながらも、しっかりとバランスを取って立つ様子を体験いただきました。

      

★ロボットアーム(北工)

 3種類のロボットアームの操作を体験いただきました。レバーを操作して、 機械でできた腕でボールやペットボトルなどをつかんだり、運んだりすることに挑戦していただきました。

★「さんふらら」(北工)

 太陽光発電パネルがついたロボットに、ライトで光をあてることで操作します。 カウントダウンされる制限時間内に、どれだけ早くゴールにたどりつけるかゲーム感覚で操作を体験していただきました。

      

★「シューティング」(北工)

 光センサーが付いた的に向かって、集光されたライトを当てて制限時間内にどのくらい倒せるかを競うロボットです。 センサーのしくみをゲーム感覚で体験いただきました。

タッチゲームロボ「HexBox360」(北工)

 室内で遊べるよう開発されたロボットで、ランダムに光る周りのボタンを、全部押し終わるタイムを競うゲームです。 子どもたちが、ぐるぐるとロボットの周りをまわって、夢中になって楽しそうに体験いただきました。

      

★ロボット移動機構(北工)

 四輪の車を方向転換させるのに、「オムニホイール」という機構を使って、全方位に移動できる仕組みを操作体験していただきました。

★発明工夫出展品、課題研究紹介(北工)

 発明工夫展に出品した発明品や、高校3年生時にとりくむ歴代の課題研究の内容を紹介しました。 ご覧になった大人の方たちが、驚きの声を上げていました。

★自転車発電機(北工)

 ロボットを動かすのに欠かせない電気。自転車をつかって発電を行うことに挑戦していただきました。発電量が増すごとにペダルが重くなります。 最大の480ワットに近づくと、大人でもなかなか難しい作業になります。

★腕力発電式 戦術チーム対戦ゲーム「発電の絆」(北工)

 左右のハンドルを回して発電することによりロボットを動かす対戦型のゲームです。 ロボットについている針で対戦相手のロボットの風船をわりあいます。楽しく対戦してもらいました。

★綿菓子職人R(北工)

 飴で綿菓子を作ってくれるロボットです。わり箸をセットしたあとは、全自動で綿菓子ができあがります。 作っている様子をながめるだけでも楽しいロボットでした。

★グラス・カッター「 酪DA農(らくだのう)」(北工)

 原発事故以降の農産物の検査には、飼料の牧草1kgを1p以下の長さに裁断する必要があり、 酪農家の一助となるよう牧草を細かく裁断するため開発されたロボットを展示しました。

      
 ご協力いただいた各校の先生方、そして連日ボランティアで参加し運営してくださった高校生の皆さん、本当にありがとうございました。