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平成16年6月8日の午後に、日本では130年ぶり、世界的にも122年ぶりという珍しい天文現象が起こります。太陽の上を金星が横切っていくように見られる「金星の太陽面通過」という現象です。 前回日本で見られた明治7年(1874年)には、わざわざアメリカやフランスなどから観測隊が日本にやってきて、この現象を観測したのです。複数の場所でこの現象を観測することで、太陽と地球、あるいは金星と地球の間の距離がどれぐらいあるかを調べることができるためです。現在ではこの科学的な価値は薄れてしまいま したが、珍しい現象であることに変わりありません。 平日の日中ですが、宇宙の広がりを実感することができる、この珍しい現象を観望会でぜひご覧ください。 ※太陽を直接見ることは非常に危険ですので、絶対に避けてください。科学館では安全な方法でみなさんに観察していただきます。 |
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