【開催報告】
第10回 平成16年10月14日(木) 日食観望会

2004/10/16


 郡山市ふれあい科学館では、平成16年10月14日(木)に郡山西口駅前広場にて第10回駅前観望会「日食観望会」を開催しました。太陽が部分的に欠ける「部分日食」が次に見られるのは5年後の平成21年7月22日となる、とてもめずらしい天文現象です。
 当日の天気予報を見ると、曇りという予報。はたして太陽は姿をあらわしてくれるのでしょうか!?

 


みなさん空を見上げて、太陽が欠けている様子を見ています。

 朝は曇りがちのあいにくの天気でしたが、日食の時間が近づくにつれて少しずつ日が差してきました!

 そして、日食開始となる午前10時36分。空を見ると・・・、太陽が欠けている! 雲ごしに欠けた太陽がしっかりと見えました。駅前を通行していた方々も足を止めて、珍しい天文現象に歓声をあげていました。太陽を直接見ると危ないので、みなさんには投影板を使った望遠鏡による観察と、減光するための黒いフィルターを使って、日食の様子を観察していただきました。

 


白い板に映っている光が太陽です。左上が少し欠けているのがわかるでしょうか?

 太陽を直接望遠鏡でのぞくのは非常に危険なので、望遠鏡に投影板と呼ばれる白い板を取り付けて、そこに映る太陽の様子を観察しました。
 


太陽が欠けている様子を見て、おおはしゃぎ!

 小学生のみなさんもたくさんやってきて、初めて見る日食の様子にびっくり。 「太陽が欠けている!」 と叫んでいました。

 「日食はお月様が太陽を隠しているからだよ」ということを知ると、さらに驚いていました。

 


撮影時刻:10時54分頃
太陽の上部が欠け始めています。


撮影時刻:11時38分頃
今回の日食で一番欠けた頃の太陽の様子。
太陽の左上が約30%欠けています。

 

撮影時刻:12時24分頃
 欠け終わりの太陽の様子。太陽の左が少し欠けています。

日食の撮影:近藤 正宏(科学館 事業課)

日食を映像で見てみよう!