郡山市ふれあい科学館では、3月から11月にかけて毎月、郡山駅前で観望会を行っています。今年度7回目となる駅前観望会を、平成21年10月3日(土)に開催しました。
この日は旧暦8月15日、中秋の名月にあたります。当日の朝は雲がありましたが、午後から雲が切れはじめ、夜にはきれいな十五夜の月や木星を楽しむことができました。
今回は、郡山駅前と展望ロビーの2会場で観望会を行い、200名以上にお楽しみいただきました。駅前会場では、観望会開始のときに、まだ月が低い位置にあり見ることができませんでした。
その代わり、南東の空に明るく輝く木星が見えていたので、さっそく天体望遠鏡でのぞいてみると、きれいな縞模様の木星の姿が見え、そのまわりに3つのガリレオ衛星も見つけることができました。ガリレオ衛星は木星の周りを回っている天体で、いわば木星のお月さまになります。
しばらくすると月も見え始めてきました。さっそく月に望遠鏡を向けてみると、クレーターのデコボコした様子などが見えました。
さらに双眼鏡で全体の姿を楽しんだり、ガリレオ望遠鏡のレプリカで400年前にガリレオが観察した月の様子を体験することもできました。参加された方からは、「とてもきれい!」「クレーターが見える!」など声をあげて喜んでもらえたようでした。
観望会の最後には少し雲がありましたが、みなさんと十五夜の夜を楽しむことができました。
次回は、10月24日(土)に「ガリレオの夕べ in 郡山」としてスペシャル観望会を行いますので、ぜひお越しください!