世界天文年に合わせて、今年はさまざまな観望会を開催しております。
今回は平成21年10月4日(日)に、今年の春にオープンした大安場史跡公園で観望会を行いました。十五夜は前日でしたが、開催当日は満月です。1日遅れですが、とてもきれいな月が見えていたので、古墳でお月見を楽しむことができました。
まずは室内で、星のお話です。大安場史跡公園の職員の方から、古墳時代の人が見上げた星空の紹介がありました。
高松塚古墳やキトラ古墳には、星図が描かれています。古代の人は星空を見上げ、どんなことを想ったのでしょうね。
その後、ふれあい科学館の職員から月についてのお話をしました。お月見の行事や、ガリレオが望遠鏡で月を見て今年で400年経ったこと、そしてアポロが月面着陸をして今年で40年経つことなど、月の話題で盛り上がりました。
みんなで外に移動して、観望会です。まぶしいくらいの満月が輝き、その南には木星がありました。天体望遠鏡を向けると、とてもきれいな月の様子を見ることができました。さらには木星の縞模様やガリレオ衛星(今日は4つ見えました)を見つけることができました。
参加のみなさんは、肉眼で見る月、双眼鏡で見る月、天体望遠鏡で見る月と、さまざまな月の姿を楽しんでいました。
また、400年前にガリレオが使った望遠鏡のレプリカでも月を見ました。とても見づらいものですが、ガリレオと同じ体験ができたとを、みなさん喜んでいました。
最後には、お月見団子の差し入れもあり、とても楽しいお月見になりましたね。今後も、さまざまな場所で天体観望会をします! みなさんもぜひ遊びに来て、ガリレオの感動を味わってください!