【開催報告】皆既月食観望会 平成22年12月21日(火) 16:30〜19:30

 平成22年12月21日の皆既月食にあわせ、科学館では開成山公園にて皆既月食観望会を開催いたしました。朝はよく晴れていたのですが、昼過ぎから雲が広がっていき、夕方には一面曇り空になってしまいました。

 

 陸上競技場内の部屋で、月食の仕組みや今回の皆既月食の見どころなどを紹介しました。観察シートなども用意して、雲が切れるのを待っていましたが、なかなか月は顔を出してくれません。

 そこで、日本の月周回衛星「かぐや」が撮影した映像やアポロ計画のお話、さらにはアポロ疑惑(!?)など、月にまつわるお話をしながら待ちました。


 

 皆既月食が終わる時間になっても、まだ月は現れません。「部分月食だけでも見られたら…」と、パソコンのソフトで宇宙旅行をしたり、質問コーナーなどを行いました。

 宇宙はどうやって始まったのか、一番小さい星はどのくらいの大きさなのか、ホワイトホールはあるのか?などなど…。たくさんの質問がでました。

 それでも月は姿を現してくれません。結局、部分月食が終わる7時すぎまで待ちましたが、タイムリミットとなってしまいました。


 
 残念ながら悪天候のため、月食は見られませんでした。それでも、30名の方にお越しいただいて、月食や月にまつわるお話などをお楽しみいただけました。来年は12月に皆既月食がありますので、ぜひご覧ください!