郡山市ふれあい科学館では、今年度、9回目(通算116回目)となる駅前観望会を、3月28日(土)に実施しました。朝から晴天に恵まれ、日が暮れてくると、宵の明星の金星や木星が見え始め、素敵な星空が広がりました。
今回は天体望遠鏡で月・木星・金星を見ました。月のくっきりとしたクレーターや、木星の周りを回るガリレオ衛星を十分に確認できました。頭上には、プロキオン、シリウス、ベテルギウスを結んでできる冬の大三角もきれいに見えていました。順番を待っている方には星図を配布し、一緒に星探しをして楽しんでいただきました。代表的な星や星座が見つかると皆さん、大変喜ばれていました。
今回用意した望遠鏡は3種類で、それぞれ違う天体に向けました。当館所有の望遠鏡の中でも最も大きい15cmの屈折望遠鏡も登場しました。この望遠鏡で見る木星は圧巻でした。3台全ての望遠鏡で天体をご覧になる方が多く、それぞれの見え味のの違いを比べられていました。初めての方も多く、望遠鏡に鮮明に映る月や惑星の姿に驚きの声も上がっていました。
3月下旬といっても、日没後の気温は低く、観望会終盤は肌寒くなっていました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
平成27年度も、冬季を除く月1回の観望会を開催してまいります。次回は4月25日に開催を予定しております。
★次回の駅前観望会 2015年4月25日(土) 19:00〜20:00