平成20年4月25日(金)に自衛隊福島地方協力本部から南極の氷が贈呈されました。贈呈いただくのは、今年で7回目になります。この氷は、26年間南極観測を支え、今年8月で引退する海上自衛隊砕氷艦「しらせ」が、最後の任務で今年の4月12日に南極から持ち帰ったばかりの氷です。
「南極の氷贈呈セレモニー」は、自衛隊福島地方協力本部から本部長はじめ7名のみなさん、科学館を見学に訪れていた小学生約50名のみなさんにもご参加いただき、盛大に行いました。
贈呈された氷は、平成20年5月3日(土)から6日(火)まで展示ゾーンで開催する「南極のふしぎ展」で、南極観測の貴重な資料と共に展示します。そして、氷は見るだけではなく、さわることができます。氷に触れて南極に思いをはせてみてください。ほら、きれいなオーロラが…。
はじめに、自衛隊福島地方協力本部の武谷博文本部長からご挨拶をいただきました。
「今日お持ちした南極の氷は、今年で引退する自衛隊の砕氷艦「しらせ」が持ち帰ったものです。南極では地球環境の変化などについても観測しています。この氷が、市民のみなさんに南極、そして今日の地球環境についても関心を持ってもらえるきっかけとなればうれしいです。」
南極の氷の贈呈です!
重さ約9kgの真っ白な南極の氷が、武谷本部長から科学館の佐藤秀一館長へと手渡されました。
セレモニーに参加していただいた小学生のみなさんには、一足先に氷にさわってもらいました!
「冷たい」と言いながらも、みんな大喜びです。氷が溶けてなくなりそう!
この南極の氷は、ゴールデンウィーク中に開催している「南極のふしぎ展」(5/3〜6)で展示していますので、みなさんもぜひ南極の氷の冷たさを体感してください。
今回「南極のふしぎ展」(5/3〜6)をご覧になり、アンケートにお答えいただいた先着50名の方に、DO!!Science.GP.様からご寄贈いただいた書籍「南極へ行きませんか」(神沼 克伊 著)をプレゼントいたします。