リニューアルレポートの第2回目は、これまでの機器の搬出作業の様子をご紹介します。
組み上げられた「門型」により、プラネタリウム投映機が釣り上げられ、ゆっくりとステージに向かって移動していきます。
鉄骨の足場に乗った作業員の手で慎重に動かされ、そして動いていくレールの位置を微調整しながら行われました。
無事に各種機器の上を通り抜け、ステージへとゆっくりと下ろされたときは、スタッフ一同ほっとしました。
このほかにも、スカイライン投影機を動かしていた、台座部分の大きな歯車も、この門型により移動されました。
この門型は、再びプラネタリウム投映機がオーバーホールを終えたとき、再度ドーム中央に移動させるのに使用します。
雪の舞う1月某日の夜、23階の宇宙劇場から、機器の搬出と輸送作業が行われました。
モルティの営業が終わった後、科学館専用のエレベータで次々と機器が運び出されていきます。
工場で調整してから再度戻ってくる機器、役目を終えた機器が仕分けられ、それぞれの行き先のトラックへと乗せられていきます。
ここで役目を終えた機械たちともお別れで、少し寂しさもある作業でした。
こうして、駅前も静かになった夜更けに、数多くの機器たちが旅立って行きました。
次回は、作業が進む劇場内の様子をご紹介します。