リニューアルレポートの第3回目は、着々と準備が進む、宇宙劇場の様子をご紹介します。
全天周映像の映写装置が撤去された後、宇宙劇場内と映写室内では、それぞれで新たな場所を造る作業が進んでいます。
宇宙劇場内では、これまで全天周映像装置があった場所に、床を造っています。新たに座席を設けるスペースです。
一方で、全天周映像の映写装置が中央にあった映写室は、コンピュータ類をまとめるための部屋と、プラネタリウム番組を制作するための部屋の、二つに区切る壁が設けられました。
コンピュータ類のある部屋は、集中的に効率よく冷却することで、トラブルを防ぐ役割があります。
宇宙劇場内では、測量機で測りながら、たくさんの赤い点がドームスクリーンのあちこちに配置されていきます。
これは、スクリーン上にプラネタリウムの星空と、プロジェクターによる映像が正確な場所にあわせて映し出すことができるようにするための、基準となる場所を表すものです。
非常に細かく、また微妙な調整を経て、すべての機器が正確に動きます。
次回は、いよいよ戻ってくるプラネタリウム投映機と、新映像システムの装置が運び込まれる様子をご紹介します。