【宇宙劇場】リニューアルレポート [5]

 リニューアルレポートの第5回目は、組み立て・設置が進む宇宙劇場内の様子をご紹介します。

組み立てが進む宇宙劇場の機器

 

 運び込まれた数多くの機器は、宇宙劇場内で熟練の作業員の皆さんの手で、慎重に、かつ正確に細かな部品が取り付けられ、組み立てられていきます。

 新しくなったコンソールには、数多くの配線がつながれていき、オーバーホールを終えたプラネタリウム投映機には、レンズが組み込まれていきます。

 そして、組み立てが一区切りついた機器は、様々な動作のテストを繰り返し、仕上げていきます。地道な作業ですが、この作業があってこそ、皆さんに美しく、かつ正確な星空をご覧いただくことができるようになります。


 

 今回の改修での主役である映像システムのビデオプロジェクターにも、試験的にランプが点灯されました。

 皆さんに快適に見ていただけるように、星空や映像を見るときに支障になりそうな光漏れがないよう、カバーの形状などを現場で打合せして決めたりします。


調整順調!

 

 数多くの機器からの映像が組み合わされて、宇宙劇場ではひとつの場面を作り出していきます。新たな映像システムでは、2台の超高画質のビデオプロジェクターの映像がスクリーン上でうまくつながり、大きな画面を作りだします。

 ビデオプロジェクターから出される細かな目盛をもとに、位置の調整作業が慎重に進められます。この部分は、映像の見えかたに大きく関係するので、気の抜けない作業が続きます。

次回は、調整が進む機器の様子と、番組を制作する心臓部などをご紹介します。