リニューアルレポートの第6回目は、調整作業が進む宇宙劇場内の様子をご紹介します。
宇宙劇場に戻ってきたプラネタリウム投映機「スーパーヘリオス」は、レンズの組込や調整作業が順調に進められています。
最近では、カバーを取り付けての動作確認も行われています。
一方で、機械の内部は電子部品の入れ替えなども行い、新たなコンピュータシステムと連動して動くようにするとともに、今後長く使用できるようにしています。
宇宙劇場の下にある機械室には、数多くのコンピュータが入りました。
このたくさんのコンピュータが連動して動き、美しい映像が映し出されるほか、「デジタルプラネタリウム」機能による広大な宇宙の旅へと計算をしながら、リアルタイムでシミュレーションをして映像を作り出します。
現在、このコンピュータの調整作業も、熟練の作業員の方の手で進められています。
機械室に、小さなドームが組み立てられました。これは、直径3mの「テストドーム」で、スタッフが自作で制作するプラネタリウム番組の仕上がりをチェックしたり、映像の編集を行うときにドーム上に理想的に映るかどうかを確認するのに必要なものとなります。
ここで細かな調整を行い、皆さんにさまざまなプラネタリウム番組をお楽しみいただけるようにする、宇宙劇場のもうひとつの心臓部となります。
次回は、より姿を変えていく宇宙劇場の様子をご紹介します。