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今回は8月の自由工房「音で遊ぼう!でんでん太鼓」を紹介します。 でんでん太鼓といえば、昔ながらのおもちゃです。民芸品として売られているでんでん太鼓の素材にはいろいろなものがありますが、最も多いのは、木の枠に油紙のようなものがピーンと張ってあり、音がとってもよく響くものですね。 |
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科学館のでんでん太鼓は身近なもので作ることができます。材料は、(1)紙コップ (2)たこ糸 (3)大きめのビーズ (4)はし1本 (5)OHPシート(ない場合は、コンビニなどで売っているお弁当の透明のふた)です。 作り方は、コップにはしを刺し、透明シートをセロテープで張り合わせ、たこ糸にビーズを付けて、ビーズが太鼓の両面の真ん中に当たるように紙コップの側面に糸を固定させ出来上がりです。一体どんな音が出るかな? このでんでん太鼓作りでは、作るだけでなく、音について学んでほしいと思います。 |
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科学館では、これまでにいくつかの音に関する工作を紹介してきました。フィルムケースや紙、ストローを使った「笛」、紙に切り込みをいれて回転させることで音が鳴る「回転こま」などです。 いずれも空気の振動などが原因で音が鳴るわけですが、今回のでんでん太鼓も同様に空気の震えによって音が鳴ります。太鼓の場合、張ってある皮をたたくことでその皮の振動が空気を振動させ音となって伝わっていきます。大きな太鼓は、張ってある皮も大きいので振動する回数が少なく、その結果低い音になります。逆に小さな太鼓の皮は、振動する回数が多いので高い音がでるのです。 |
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昔ながらのおもちゃであるでんでん太鼓からも、このようにちょっとした科学について体感することができます。 材料となる紙コップやセロテープの芯など太鼓の大きさで音を比べる以外にも、長さや皮の部分の材質を変えて、どのような音の変化があるか確かめてみてはいかがでしょうか。 |
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(事業課展示情報係 野田 裕美) |
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2003年8月7日 福島民報新聞 情報ナビ タイム「スペースパーク便り」より |
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