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ゲェーロッパ、カエロッパ、マルコバ、オンバコ、これらはすべて同じ植物の名前です。その植物とは日本全国の道ばたや庭先などでよく見かける「オオバコ」です(写真[1])。 子どものころ、花穂をからませて引き合う「相撲取り遊び」をしたことがある人も多いのではないでしょうか。漢字で「大葉子」と書く通り、葉が広く大きいことから名付けられました。 オオバコ科の多年草で、4月から9月に白色の花を咲かせます。今回はこの「オオバコ」のひみつを紹介します。 |
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−花の中でバトンタッチ− −種はベタベタ− −オオバコ健康法− |
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−踏まれても大丈夫− オオバコの茎は短く、土の中にもぐっていて、根や葉もとても丈夫にできています(写真[2])。ですから人に踏みつけられてもたくましく生きていくことができるのです。オオバコのように、踏みつけなど外からの力に強い植物を「撹乱依存種(かくらんいぞんしゅ)」といいます。 しかし、人や動物が通らなくなり、周囲が背の高い植物に囲まれてしまうと、オオバコは十分な光を得ることができず枯れてしまいます。 さて、今回はオオバコについて探ってみましたが、植物にはまだまだ私たちの知らない多くのひみつがあるようです。皆さんもぜひ、身近な植物のひみつを見つけてみてはいかがでしょうか。 |
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(事業課 遠藤 史貴) |
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2004年6月10日 福島民報新聞 情報ナビ タイム「スペースパーク便り」より |
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