ペットボトルで遊ぼう
〜水でトルネード実験〜

2005/05/21


 ペットボトルに入った飲み物がほしい季節になりました。今回は空になったペットボトルを使って、水で起こる簡単なトルネードの実験をご紹介します。家庭でも作って遊んでみましょう。

     


ペットボトルでできる渦

★ペットボトルトルネードの作り方

【材料】

(1)炭酸水用丸型ペットボトル2本
(2)透明ビニールホース
  内径25ミリ×外径30ミリ、
  長さ3センチ1個
  (10センチ33円ほどです)
(3)ワッシャー内径13ミリ1個(単価4円)
(4)ビニルテープ

 これらの部品は、ホームセンターなどで購入できます。

【作り方】

(1) 透明ホースをカッターか万能バサミなどで長さ3センチに切ります。

(2) 1本のペットボトルの口をホースにねじ込みます。そして水をたっぷり入れます。

(3) ホースの口からワッシャーを落とすと、ボトルの口にはまります。

(4) 残る1本のペットボトルをぎゅっとホースに押し込みます。

(5) 無理に力を入れるとホースが外れて水浸しということもありますので、ホースとボトルのつなぎ目をビニルテープで張りつけて完成です。 

     

【遊び方】
 出来上がったら早速遊びましょう。水が入っているほうのボトルを上にしてみましょう。そのままでは、水はなかなか出てくれません。そこで、下のボトルを軽く押さえて、上のボトルをもう一方の手でぐるぐると回してやります。すると竜巻(トルネード)のように渦が発生し、水は勢いよく下のボトルに出ていってしまいます。小さな子どもでも回せます。何回も楽しむことができます。大人でも渦の様子が面白く、熱中してしまいます。


渦作りの材料

   


サイエンスショーの様子

【なぜ?】
 では、渦ができるとなぜ水が出て行くのでしょうか。それは、水の流れに横向きの力が働くからです。そうすると渦ができます。渦の中心に空気の通り道ができ、下のボトルの空気が上がってきて水と入れ替わり、素早く水が抜けるというわけです。

★5・6月のサイエンスショー
 「パワフル渦の秘密」というテーマでいろいろな渦をご紹介します。空気が飛び出す空気砲の大きな渦輪、イルカが作るかわいらしい渦輪の様子も見られます。どうぞおいでください。

     
 

(事業課 難波 泠)

   

2005年5月19日 福島民報新聞 情報ナビ タイム「スペースパーク便り」より