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科学館では、科学の実験工作をお祭り感覚で楽しむことができるサイエンスフェスティバルを開催してきました。ここでは小・中学校・高校・大学の先生で構成している科学館支援グループが自慢の実験を披露し、活躍しました。 同グループの福島大の小沢喜仁先生と学生たちが7月16日に催したサイエンスフェスティバルで作った「スチロールどんぶりのスピーカー」をもとに、スピーカー作りについて紹介します。 |
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【材料】 スチロールどんぶり2個、ボビン、エナメル線4〜5メートル、強力な磁石、3.5ミリピンジャック、はさみ、セロハンテープ、両面テープ 【作り方】 【1】最初にボビンにエナメル線を巻き、コイルを作ります。そのときに上の穴から先頭を5センチぐらい出しておきます。巻くときはどちらかに片寄るようにしましょう。巻き終わったら後方も5センチぐらい上の穴から出し、エナメル線を紙やすりなどで削ります。 |
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【2】次に削った部分とピンジャックのコードの先端を結び合わせて、セロハンテープなどでしっかり止めましょう。 【3】ここから組み立てになります。どんぶりの片方の底の後ろに磁石を両面テープで、なるべく中央にくるように張り付けます。そうすると、音がよく聞こえるようになります。 【4】次は、もう1つのどんぶりにボビンを貼り付けます。エナメル線を巻いたほうが上になるようにします。 【5】最後に、できた2つを重ね合わせ、磁石がボビンの穴に入るようにして完成です。 【6】実際に、ピンジャックをラジカセなどにつないでみましょう。聞こえるかな? |
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なぜ音が聞こえるのでしょうか。ラジカセにつないだピンジャックからコイルに流れる電流は、音のボリュームを調整することで強くなったり弱くなったりしています。電流がコイルに流れると、コイルの周りに磁力が発生します。どんぶりの底に付けた磁石と、どんぶりの内側の磁界との間の作用によって吸引と反発が起き、どんぶりの底が前後に動き、空気を震わせて音として聞こえるようになるのです。 ラジカセやテレビのスピーカーもこれと同じ仕組みになります。どんぶりのほかにも、スチロールの板や紙コップなどもスピーカーになりますので、作ってみましょう。自分で作ったスピーカーで、お友だちにも音楽を聞かせてあげてはいかがでしょうか。 |
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(事業課 阿部 麻美) |
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2005年8月18日 福島民報新聞 情報ナビ タイム「スペースパーク便り」より |
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