バレンタインデー
〜星と美声…すてきな時間を〜

2006/02/09


 もうすぐバレンタインデーですね。今年こそ? ドキドキ? ワクワク? の日が近づいてきました。ところで、皆さんはこのバレンタインデーの由来をご存じでしょうか?

【バレンタインデー?】

 この特別な日にはいくつかの説があるようです。その中の一つをご紹介いたしましょう。

 まず、この「バレンタイン」ですが、実は人の名前なのです。

 今からおよそ1800年前の昔、イタリアでは皇帝クラウディウス2世が、兵士たちに戦意が失われてしまうと言う理由で結婚を禁止していました。それを不憫(ふびん)に思い、皇帝に内証で、若者たちを結婚させていたその人こそ、キリスト教司祭バレンチノ(バレンタイン)だったのです。

     


小田和正さん特集の
「星と音楽のひととき」のポスター

 このことを知った皇帝が、彼をキリスト教からローマ国教に改宗させようとしました。しかし、承諾するはずがありません。その結果、彼は投獄され、処刑されることになってしまったのです。その日が、現在のバレンタインデーの2月14日なのです。

【プレゼントの習慣はいつから?】

 同じころ、ローマではルペルカーリアという豊作を祝う神の祭りが伝統的に行われていました。この祭りは未婚の男性が、箱の中からくじで引き当てた未婚の女性と、その期間交際するというものでした。

 しかし、風紀が乱れるという理由でキリスト教の聖人をまつる内容に替えられたのです。そのため、バレンチノが行事の守護聖人となり、次第に恋人たちが花束やカードなどのプレゼントを交換するようになっていったのです。

 ところで、現在のようにチョコレートを贈る習慣は、日本特有のものではなく、イギリスのあるチョコレート会社がギフト用のチョコレートを発売したのが始まりだそうです。

 

【こんな予定はいかが?】

 科学館では、23階の宇宙劇場(プラネタリウム)で「星と音楽のひととき」という番組を投映しています。2月から3月まで小田和正さんの特集になります。小田和正さんはオフコースとしてデビューしてから後も、ソロとして活動を続け、30年以上にわたってそのすてきな歌声で人々を魅了し続けています。今回は小田和正さんの魅力あふれる曲を聴きながら美しい冬の星座を見て、カナダ・イエローナイフまでオーロラ旅行に出かけていきます。

 ぜひ、記念すべきこのバレンタインデーに、皆さんの大切な人と一緒にプラネタリウムでゆったりとしたすてきな時間を過ごしてはいかがでしょうか。14日は午後3時30分からの投映となります。

 
 

(事業課 阿部 麻美)

   

2006年2月9日 福島民報新聞 情報ナビ タイム「スペースパーク便り」より