もくもくドライアイスでおもしろ実験
〜展示ゾーン 遊びに来てね〜

2006/04/02


 アイスクリームなどを買ったときに保冷材としてドライアイスがついてくることがありますよね。このドライアイスを使った、家庭でもできるおもしろ実験をご紹介しましょう。ただし、ドライアイスはとても冷たいので、直接手で触らないように注意しましょう。それでは、実験開始!

     


「びっくり実験ラボ」でのサイエンスショー

【もくもくドライアイス】

 ドライアイスを取り出してよく見ると、かすかに白い煙のようなものが出ているのが見えます。これは、ドライアイスがマイナス78.5度とあまりにも冷たいため、周りの空気中の水蒸気が冷やされ、水滴になり目に見えるのです。

 コップにドライアイスを入れてお湯を注ぐと、白い煙がもくもくとわき出してきます。コップを置いた机の上は、まるでステージのようになります。実際のステージでも、ドライアイスを使った演出をすることがあるそうですよ。

 

【氷と競走!】

 氷とドライアイスは見た目が似ていますが、机の上でこの2つを滑らせると、どちらが速いでしょうか?

 氷は少し滑って止まってしまいますが、ドライアイスは止まらずにスーッと滑っていきます。氷は温められると液体の水になりますが、ドライアイスは二酸化炭素という気体に変わります。この気体に持ち上げられて、ドライアイスはなめらかに滑っていくことができるのです。


ドライアイスロケットも登場!

 

【冷たーい?音楽】

 ドライアイスで音楽を演奏することもできますよ。台所にある金属ボウルを持ってきます。ドライアイスの上にボウルを乗せると、ジリリリリ!とベルのような音がします。金属製のものなら音が出ますので、いろいろ試してみましょう。このように音が鳴るのも、気体に変わったドライアイスが金属をふるわせるからなのです。

【びっくり実験ラボにて】

 この春、スペースパークの展示ゾーンには、みんなで科学を楽しめる実験室「びっくり実験ラボ」が誕生しました。4月まではここでサイエンスショー「もくもくドライアイスでおもしろ実験」を開催しています。ドライアイスを使って液体の色を七変化させたり、ドライアイスの力でロケットを発射したりと、広い会場を使った迫力ある実験が見られます。新しくなった展示ゾーンに、ぜひ遊びに来てくださいね!

 
 

(事業課 石原 裕子)

   

2006年3月30日 福島民報新聞 情報ナビ タイム「スペースパーク便り」より