第3回星の講演会「見てみよう土星食!」
開催報告

2002/03/22


 平成14年3月20日(水)午後6時30分より、23階宇宙劇場にて第3回 星の講演会「見てみよう!土星食」を開催いたしました。
 今回は、理化学研究所の戎崎 俊一(えびすざき としがず)先生を迎え、土星食の起こる仕組みなどを太陽系シミュレータ(コンピュータ)を使って説明していただきました。
 講演会のあと駅前広場に出て望遠鏡を使って土星食を観測しました。

【星の講演会「見てみよう土星食」】


司会の田邊です。
「皆さん楽しんでいってください。」
科学館の館長よりお礼の言葉
「今後もこのような企画を、たくさん行っていきますので、科学館にぜひ足を運んでください。 お待ちしております。」
 講師の戎崎先生です。 
 先生は主に計算機(コンピュータ)を使って天文学の計算を行っています。 現在人工衛星に関する仕事をされているそうです。

 実は昨日までオランダで仕事をしており、帰国後すぐに郡山まで駆けつけていただきました。

 太陽系シミュレータを使って、土星食をシミュレーションしてみました。
 コンピュータで繰り広げる3次元の映像は、とてもきれいで迫力のあるものでした。
 このシステムを開発したスタッフの1人が戎崎先生です。 またこのシステムを元にしたのが21階展示ゾーンにある太陽系シミュレータです。

 皆さんもぜひ21階展示ゾーンの太陽系シミュレータをご利用ください。 

 戎崎先生は、宇宙劇場をぐるぐる周り皆さんに語りかけておりました。 ときには、質問を投げかける場面もありました。
 大変面白い先生で、 司会の田邊と掛け合いの場面もあり大変楽しいお話をしていただきました。

 科学館スタッフが撮影していたのですが追いかけるのに必死でした。


「土星には地面があるの?」、「惑星の軌道の高さは同じなの?」、「土星の輪の直径はどれぐらい?」などなど、沢山の質問がでました。

 質問の時間です。初めのうちは、皆さん恥ずかしがって質問が出ませんでしたが質問する人が出始めると沢山の人が質問しておりました。
【駅前広場での土星食観望会】
 会場を駅前広場に移し、望遠鏡を使って実際に土星食を観察。 通りがかりの人も望遠鏡を覗いておりました。
 土星や、月のクレータを見て感激しておりました。

 望遠鏡に付けたCCDビデオカメラの映像を、スクリーンに映し出して土星食の瞬間をみんなで観察します。


月に食べられる瞬間です。

 土星が月に隠された瞬間、会場から感動の声があがりました。
 次の土星食は、5年後だそうです。