【開催報告】

2004/11/07


 郡山市ふれあい科学館では、平成16年11月6日(土)に第9回 星の講演会「どこまで見えた? 宇宙の果て」を開催しました。
 今回は、国立天文台ハワイ観測所とテレビ会議システムで結び、同観測所助教授の林  左絵子(はやし さえこ)先生を講師に、すばる望遠鏡で探る宇宙の果てについてお話をしていただきました。私たちは、どのぐらい遠くまで宇宙の果てを見ることができるのか? とても興味深いお話をしていただきました。
 また、すばる望遠鏡のあるハワイ観測所やすばる望遠鏡のお話などもしていただき、時間はあっというまに過ぎていきました。

 会場には、146名の参加者にお集まりいただきました。市内だけでなく市外からいらっしゃった方もおり、みなさん興味深く林先生のお話を聞いておりました。

 ハワイからテレビ会議で出演の講師の林先生は、星の講演会へは2回目の登場となります。カメラで外がもう暗くなっている様子を映したりしてくれて、参加者のみなさんは本当にハワイとつながっているのだということを実感していました。

 講演では、遠くの天体は赤く見えることが大切であること、これまでに見つかった遠くの天体の多くは、すばる望遠鏡で見つかっていることなどを、様々な映像を交えながら子どもたちにも分かりやすく紹介いただきました。

 現在見えている宇宙の果てについてお話した後は、すばる望遠鏡や、すばる望遠鏡のあるドームについての紹介もありました。

 巨大なすばる望遠鏡を見た後、すばる望遠鏡を見学する方法や注意点についてのお話があると、参加者からは「ぜひ行ってみたい!」という声もあがっていました。

 質問コーナーでは、「自分が大きくなる頃には、宇宙へ行けるようになるか?」、「火星には生命はいるのか?」、「星はどのくらいの間生きるのか?」となどといった、宇宙についての質問がよせられました。

 林先生はどの質問にも丁寧に答えてくださいました。

 

 この後、プラネタリウムでハワイの星空を再現し、林先生からハワイの人々が航海の目印にしていた星たちや、郡山からは見ることができない南十字星などについて紹介していただきました。
 最後に林先生へお礼の言葉を述べ、講演会は終了となりました。

林先生、今日はどうもありがとうございました!

 次回の星の講演会は平成17年2月19日(土)に行います。講談師として活躍する神田紅氏が宇宙についての講談を披露してくれます。お楽しみに!