【開催報告】

2005/09/25


 今年は世界物理年として世界各地でアインシュタインを取り扱うイベントなどを行っております。科学館でも9月から10月まで、アインシュタインの人柄から科学の世界まで、全館で幅広く特集する「アインシュタイン特別企画」を開催しております。
 その一環として、平成17年9月24日(土)に第11回 星の講演会を開催しました。今回は東北大学の二間瀬敏史教授にお越しいただき、「アインシュタインの宇宙」という内容でお話をしていただきました。アインシュタインといえば相対性理論!難しそうなイメージがありますが、はたしてどうだったのでしょうか?

     

  当日は小雨もぱらつくなど天気がいまひとつでしたが、全部で182名の方にお集まりいただきました。郡山市内からだけではなく、なんとはるばる東京からお越しくださった方もいらっしゃいました! 子どもからご年配の方まで、幅広い年代の方が参加してくれました。

 

 二間瀬先生は一般向けに相対性理論や宇宙論など多くの本を執筆していらっしゃいます。

 今回の講演会では、ブラックホールや宇宙の構造、そして宇宙の始まりまで、アインシュタインの相対性理論から分かる色々な宇宙の話題を紹介していただきました。

 

 講演では様々な映像が登場し、参加者のみなさんは不思議な宇宙の姿を楽しんでおりました。

 この写真に写っているのは「はくちょう座」にあると考えられているブラックホールの想像図です。

 

 

 講演後の質問コーナーでは様々な質問が寄せられました。「太陽がなくなったら地球はどうなるのか?」「星の最期はどうなるのか?」「ホワイトホールは本当にあるのか?」「ワームホールとは?」などなど。みなさん宇宙について色々と不思議に思うことがあるようで、次々と質問が飛び出し、二間瀬先生は一つ一つ丁寧に答えてくださいました。二間瀬先生、どうもありがとうございました!

 今回は相対性理論から分かる宇宙という非常に難しいながらも興味深いテーマでしたが、いかがでしたでしょうか?相対性理論そのものよりは、そこから分かるいろいろな宇宙の姿について映像を交えて色々とご紹介していただきました。参加者のみなさんも「難しいけどおもしろい!」と感じた方が多かったようです。これを機会にぜひ本などで色々と調べ、科学館に遊びに来てくださいね!

 科学館では、これからも様々な講演会を行っていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!