平成19年2月17日(土)に第13回 星の講演会「太陽系誕生の謎」を開催しました。今回は、国立天文台の渡部 潤一(わたなべ じゅんいち)先生から、太陽系の惑星たちがどのように誕生したのか、そして昨年話題となった冥王星について最新情報 をお話していただきました。会場には約200名の方にお集まりいただきました。
渡部先生は、太陽系の小さな天体たち(ほうき星や小惑星など)の研究が専門で、昨年は惑星定義委員会の委員として活躍しました。
私たちの体を作る材料はどうやって生まれてきたのか、太陽系の惑星にはどのような種類があるのか、さまざまな映像とともに分かりやすくお話をしていただきました。
講演の中では宇宙劇場の映像を使用して、渡部先生から解説をしていただきました。
今から約46億年前に、微惑星の中から太陽系の惑星たちが生まれる様子や、生まれたばかりの原始地球に隕石が降り注ぐ様子など、参加者のみなさんは迫力ある映像と、渡部先生のお話に引き込まれているようでした。
その後、昨年新しく「dwarf planet」に分類された冥王星について、最新情報を交えて紹介していただきました。惑星定義委員会の委員として活躍した渡部先生だからこそ分かる貴重なお話を聞くことができました 。
講演後は参加者からの質問を受け付けました。「これから新しい惑星は見つかる可能性はあるのか?」「宇宙人はいるのか?」など、大人から子どもまで、いろいろな質問があがりました。
渡部先生は、どの質問にも一つ一つ丁寧にお答えくださいました。
時間の都合で、残念ながら全ての方から質問を伺うことはできませんでした。ぜひ、本などで調べて科学館に質問に来てくださいね! 渡部先生、今日は色々なお話をどうもありがとうございました!
来年度も「星の講演会」をはじめとして、宇宙劇場を利用したさまざまなイベントを行ってまいります。またぜひ、ご参加ください!