【開催報告】全館企画「世界天文年2009 〜ガリレオの世界を体験しよう〜」オープニングプレイベント

 郡山市ふれあい科学館では平成21年10月31日(土)に、全館企画「世界天文年2009〜ガリレオ世界を体験しよう〜」オープニングプレイベントを開催しました。

 宇宙劇場では国立天文台ハワイ観測所とテレビ会議システムで結び第19回 星の講演会「ガリレオから『すばる』へ」を、その後、展示ゾーンでは「ガリレオの望遠鏡をのぞいてみよう!」を開催しました。

第19回 星の講演会「ガリレオから『すばる』へ」

 

 講演会に先立ち、当館の松本零士名誉館長より「私も子どものころから天文少年でした。今年は世界天文年、科学館の全館企画を通して、ガリレオの世界を体験し、ぜひ本当の星空を見上げてみてください。」とご挨拶いたしました。


 

 ハワイから中継で講師の布施哲治氏よりクイズや大型映像による演出を交えながらお話をしていただきました。

 参加者の皆さんは、すばる望遠鏡で撮影された様々な写真の説明を聞きながら、広大な宇宙のお話に引き込まれておりました。


 

 その後、松本名誉館長より、ご自分の作品とすばる望遠鏡のかかわりについてお話をしていただきました。作品を描く際、すばる望遠鏡などで撮影された写真を参考にしていること、最後に布施先生へ次世代の望遠鏡を楽しみにしているとメッセージを送りました。


 

 質問コーナーでは、小学生から「星はどうして生まれるのですか?」「星はどうやって最期を迎えるのですか?」「地球はどのくらい重いのですか?」といった質問が出ました。

 布施先生には、一つ一つ丁寧にお答えいただきました。

ガリレオの望遠鏡をのぞいてみよう!

 

 はじめに松本名誉館長より、望遠鏡にまつわる想い出をお話していただきました。

 小学生のころ、自分で望遠鏡を作って月を眺めたというお話を聞いて、参加者の皆さんはとても驚いておりました。


 

 展示ゾーンでは空は見えないので、松本名誉館長にプレートに天体のイラストを描いていただきました。

 土星やロケットが描かれた楽しいイラストを展示ゾーンに飾り、遠くから望遠鏡でのぞいてみることにしました。


 

 参加者と一緒に、ガリレオの望遠鏡と現在の望遠鏡でイラストをのぞいてみました。

 ガリレオの望遠鏡は、正立像がえられ、非常に視野が狭いことが特徴です。松本名誉館長も参加者たちも視野の狭さに驚き、「ガリレオはよくこんな望遠鏡で、あれだけの発見をしたものだ。」と驚いている様子でした。


 11月1日(日)より、全館企画がスタートしました! ガリレオの望遠鏡は、世界天文年2009日本委員会主催企画として、世界天文年に合わせて制作されたもので、日本に36台しかありません。

(ガリレオ望遠鏡精密レプリカについてはこちら! 世界天文年2009日本委員会 http://www.astronomy2009.jp/ja/project/telescope/

 今回特別に、全館企画開催中、展示ゾーンで実際にのぞくことができます。その他にも、様々な催し物を予定しておりますので、ぜひお越しください!

 来て、見て、触って、ガリレオの世界を体験しましょう!