2004/10/24


 平成16年度の最後となる天体観望会「星の宅配便」は、平成16年10月23日(土)に田村公民館との共催で、田村公民館を会場に約60名のみなさまに参加いただきました。夕方まで晴れ間が多い天気でしたが、開始時間が近づくにつれて雲が多くなり、星はもちろん、月まで見られなくなっていました。

 はじめに公民館の集会室で、今夜見られる星座の見つけ方について、星図を見ながら予習をしました。しかし、待ちきれず外に出てみると、相変わらず一面の雲があります。

   

天体観察

  しばらく、雲とにらめっこしながら待っていると、南の空低いところに一つの星が・・・、 まさしく「秋のひとつ星」、みなみのうお座のフォーマルハウトです。さっそく観望しました。星の色をじっくり見たり、まわりの暗い星を見たり、待望の星を見ることができました。

 やがて少しずつ雲も切れ、星や月が見えてきました。月のクレーターや、北斗七星のミザール・アルコルという二重星などを望遠鏡で見たり、肉眼でも星座を次々と見つけていくことができました。

 「月のクレーターがきれい」、「月の模様がわかる」と友達とわいわい感想を話しながら、待った分楽しんで見ることができました。


「早く見たーい!」と最初は次々と雲間の星を見ましたが、そのうちじっくり観察することができました

   

まとめ


「月がとてもきれいでしたね」

 最後に、今日の星空観察のまとめです。田村公民館の橋本館長のまとめのご挨拶で、今回の観望会は終了となりました。

 後半から晴れてきたので、終了後も希望する参加者の方には、はくちょう座のアルビレオ(オレンジと青の美しい二重星)を見ていただくことができました。

   

 これで、今年度の星の宅配便は終了となります。市内各地での星の観察会ということで、多くのみなさんと出会い、星空を楽しみ、そして星を通しての交流をすることができ、とても楽しい時間を送ることができました。参加したみなさん、ありがとうございました。

 ぜひ科学館に遊びにきたときは、ひとこえおかけください。そして来年度もまた、市内各地での星の宅配便を行う予定です。近くで開催の時は、ぜひ遊びに来てくださいね!