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今回は、望遠鏡や双眼鏡などの道具は一切使わなくても見ることのできる天文ショーをお知らせします。 |
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昨年11月、「しし座流星群」では夜空に無数の流れ星が花火のように飛び散り、感動した方も多いかと思います。
しし座流星群は約33年周期で数が特に多くなる流星群ですが、毎年確実に見られるのがペルセウス座流星群で、お盆のころの夜中に現れます(今年は特に8月13日未明を中心とする時期、もちろん今週中はチャンスです)。 |
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よく「どちらの方角を見ればいいのですか」と質問を受けますが、困ってしまいます。なぜなら、流れ星は空のどちらに流れるかは決まっていません。 |
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ところで、流れ星の正体は何だと思いますか?
それは宇宙の塵です。
その多くのサイズはミリメートル程度の非常に小さな粒子ですが、これが地球の大気と衝突することにより一瞬、美しい光を見ることができるというわけです。
小さな塵でも私たちの目に美しい光として届けてくれると思うと、宇宙の仕組みは不思議だと思いませんか? |
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(天文係 田辺 玲奈) |
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2002年8月13日 読売新聞福島版 「星のある風景」より | ||||||||||
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