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今年もしし座流星群の季節がやってきました。流れ星は彗星(すいせい)が残す塵(ちり)が地球の大気とぶつかり光る現象です。この塵を残す彗星を母(ぼ)彗星と呼びます。1998年にしし座流星群の母彗星であるテンペル−タットル彗星が33年ぶりに回帰し、それ以来毎年のようにたくさんの流れ星が現れました。昨年の11月19日未明には日本で流星雨となり、多くの流れ星が見られました。 |
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去年、日本での大出現を予報して的中させたマックノート博士とアッシャー博士によれば、今年のしし座流星群の出現がピークとなす時間帯は2回とも19日になります。残念ながら、両方とも日本の観測条件は良くないようで、1回目は日本の昼間帯となってしまいます。2回目は19日の午後7時半ごろ(日本時間)です。 |
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予報から大出現を期待することは難しいようですが、例年よりは多く見られるだろうと言われています。ひょっとすると、19日から20日の朝にかけて、多いときには1時間に数十個程度の流れ星が見られるかもしれません。明るい流れ星は少々の月明かりにかかわりなく見ることができますし、明るい流れ星が流れた後に光が残る「流星痕」という現象が見られることもあります。去年は数分間も残る流星痕が見られました。 |
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ちなみに「流れ星が流れている間に3回願い事を唱えると願いがかなう」なんてお話がありますが、私はついつい「流れた!」とか叫んでしまい、1度もちゃんと言えたことがありません。こちらもぜひチャレンジしてみては? |
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(天文担当 近藤 正宏) |
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2002年11月19日 読売新聞福島版 「星のある風景」より |
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