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天文学の最先端の研究には、すばる望遠鏡などの大型望遠鏡が使われています。こうした望遠鏡は機械で動かしたりカメラで撮影したりするので、天文学者が望遠鏡をのぞいているわけではありません。 |
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でも、せっかく大きな望遠鏡が作られているのなら、どう見えるのか自分でものぞいてみたいですよね。 その願いをかなえてくれるのが兵庫県立西はりま天文台の2メートル望遠鏡「なゆた」です。今年11月から公開が始まった「なゆた」は鏡の直径が2メートルもあり、国内にあるもので最大です。また一般に公開している望遠鏡としては世界でも最大です。 これだけ大きいと、惑星や星雲がきれいに見えるのはもちろんのこと、遠くの銀河が群れをなしている様子なども目で確認することができます。 また、天体からの光を色の成分に分解する装置や赤外線の観測装置もついていて、市民が参加できる研究観測を行うことも考えられています。 この西はりま天文台のような施設は公開天文台などと呼ばれ全国各地で百以上あります。望遠鏡が備え付けられていて、公開されている時間には一般の人も望遠鏡をのぞいて天体を見ることができます(晴れていればですが)。 |
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公開天文台は県内にもあります。例えば、滝根町星の村天文台には東北地方最大の65センチ反射式望遠鏡があり、日中は太陽の姿を、また土曜日の夜にはさまざまな宇宙の姿を望遠鏡を通して実際に見ることができます。 望遠鏡は遠い宇宙からやってきたかすかな光を集め、私たちの目に届けてくれます。科学館やプラネタリウムとはひと味違った形で星空が楽しめますので、みなさんもお近くの公開天文台へ出かけて、望遠鏡から見える宇宙をのぞいてみてはいかがでしょうか。 |
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(事業課 石原 裕子) |
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2004年12月14日 福島民友新聞 「ふくしま星空散歩」より |
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