明るくなってきたマックホルツ彗星
2005年1月2日(日)撮影

2005/01/08


 

  昨年は5月に2大彗星がやってくると話題になりましたが、今年もお正月に星空に大きな「お年玉」が現れました。マックホルツ彗星です。昨年8月にアメリカのマックホルツ氏が発見したこの彗星は2005年1月6日に地球に最接近し、1月25日に近日点(太陽に最も近づく)を通過します。現在肉眼で見られるまで明るくなってきており、しばらくの間観望のチャンスです。

 科学館では、2005年1月2日(日)に彗星の様子を郡山市内で撮影しましたので、ご紹介しましょう。

 

郡山市逢瀬町にて撮影


写真をクリックすると大きな画像が見られます。

撮影日時:

2005年1月2日 午後8時頃

撮影者:

安藤 享平(科学館 事業課)

コメント:

天体望遠鏡では大きく入りきらなかったので、カメラの望遠レンズを使用して撮影しました。感覚としては双眼鏡で見たイメージに近くなっています。頭部が大きく、双眼鏡を向けるとすぐにわかります。尾は双眼鏡でも少しわかります。

 


写真をクリックすると大きな画像が見られます。

撮影日時:

2005年1月2日 午後8時頃

撮影者:

安藤 享平(科学館 事業課)

コメント:

肉眼でもすぐに彗星を確認することができました。ただ尾ははっきりとは見られず、明らかに星と違うぼんやりとした姿として確認できました。明るさは、感覚では4等台といったところでしょうか。

  

 マックホルツ彗星は星座の中を少しずつ動いていき、1月7日〜9日はすばるのすぐ近くにあり見つけるチャンスです。それ以降はおうし座からペルセウス座へと移動していきます。

 しばらく夜半近くまで彗星を見ることができますので、みなさんもぜひ晴れていたらご覧ください。なお、新しい写真を撮ることができましたら、随時更新いたします。