半影月食
2005年4月24日(日)撮影

2005/04/28


   

 2005年4月24日(日)の夕方から宵にかけて、郡山市を含む日本全国で半影月食が見られました。郡山市では途中から曇りとなってしまいましたが、夜空に浮かぶ満月の左側がやや暗くなっている様子を撮影することができました。

 「月食」とは、月が地球の影の中にはいるために起こる現象です。地球の影は、本影と半影の2種類があります。「半影月食」とは、月が半影にはいったために起こったものです。

   

郡山市ビッグアイ屋上にて撮影


(左)今回の半影月食の様子(19時11分撮影)
(右)通常の満月の写真 (C)佐藤晶(GOTO)

 左の写真では、満月の左側がぼんやりと暗くなっています。これは地球の半影に月がはいっているために、暗くなっているのです。

撮影日時:

2005年4月24日 19時11分

撮影者:

近藤 正宏・水谷 有宏

コメント:

 満月は大変明るく、月に落ちる地球の影の影響は目で見ても微かに分かる程度でした。 写真(左)では、満月の左側がぼんやりと暗くなっている様子が分かります。
 その後、天候が悪化してしまい、残念ながら月食が終わった後の様子は撮影することができませんでした。

   

<半影ってなに?>

 太陽が点ではなく、大きさを持つために、地球や月の影には本影と半影の2種類があります。半影は本影の周りに同心円状に広がっています。そして、本影の中では太陽は全て隠れ、半影の中では太陽は一部分が隠れて見えます。
 今回は半影月食でしたので、もしも月にいれば、太陽の一部分が地球に隠されて部分日食のように見えるはずです。
 次に郡山で月食が見られるのは今年の10月17日です。この時は食分0.07の部分月食で、月はほとんど隠れません。皆既月食は2年後の2007年8月28日になります。