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ロケットを発明したことで、人間は宇宙へ行くという大きな夢をかなえることができました。人類初の宇宙飛行、初めての月への着陸、宇宙ステーションの建設などのために、たくさんのロケットが打ち上げられてきました。 |
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誰でも気軽に宇宙へ行けるといいのですが、ロケットの打ち上げにはとてもお金がかかるため、そういうわけにもいきません。ロケットは打ち上げのたびに新しいものを作らなくてはなりません。使い捨てなのです。 そこで、何回も使えるようにとアメリカで開発されたのがスペースシャトルです。短い距離を行ったり来たりするバスを「シャトルバス」というように、地上と宇宙を行ったり来たりする乗り物が「スペースシャトル」というわけです。 |
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宇宙飛行士が乗り込む飛行機のような形をした部分がオービタです。これに二つの固体ロケットブースタと外部燃料タンクが取り付けたものをまとめてスペースシャトルといいます。宇宙飛行士を乗せたオービタは地上へと着陸し、その後、整備や点検をして次の打ち上げに備えます。他の部分は途中で切り離されますが、このうち海上に落下した固体ロケットブースタは回収されて再利用されます。リサイクルできないのは大気中で燃え尽きる外部燃料タンクだけです。 スペースシャトルは1981年から使われ、これまでにのべ百回以上も打ち上げが行なわれました。2003年2月に事故が起きてからは、しばらく打ち上げが中止されていましたが、今年の夏にも再開される予定です。 その時は日本人宇宙飛行士の野口聡一さんも乗り込むことになっていますので、宇宙からどんな話題が届くのかニュースをチェックしてみてください。 次回は日本人宇宙飛行士についてご紹介しましょう。 |
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(事業課 石原 裕子) |
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2005年5月24日 福島民友新聞 「ふくしま星空散歩」より |
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