建設が再開された「国際宇宙ステーション」を見よう!
2006年9月25・26日撮影

2006/10/22


 2006年10月21日に、スペースシャトルが12日間の飛行を終えて、無事帰還しました。今回の飛行では、太陽電池パネルの取り付けなどが行われ、3年以上にわたり中断されていた国際宇宙ステーション(以下ISS)の建設が本格的に再開されました。
 ISSは約90分間で地球を1周しており、日本の上空を通過する際には郡山市内でも肉眼でその姿を確認することができます。
 科学館では9月25日・26日に、このISSの様子を郡山市内で撮影しましたので、ご紹介しましょう。

   

郡山市内にて撮影


写真をクリックすると大きな画像が見られます。

撮影日時:

2006年9月25日 3時51分頃

撮影場所:

郡山市桑野

撮影者:

近藤 正宏(科学館 事業課)

コメント:

 冬の大三角の左側に明るい星のような光(ISS)が現れ、北(写真左側)へ向けて「ス〜」っとかなり速く動いていきました。その明るさは、星座を作る星の中で最も明るいシリウス(おおいぬ座)よりも明るく見えました。

 


写真をクリックすると大きな画像が見られます。

撮影日時:

2006年9月26日 4時13分頃

撮影場所:

郡山市開成(開成山公園)

撮影者:

水谷 有宏(科学館 事業課)

コメント:

 開成山公園は市役所のすぐ隣、まさに市内の真ん中に位置しています。それでもどうでしょう、ちゃんとISSは肉眼でもはっきりと確認できました!写真に撮ると薄いすじが横切っているのがわかると思います。街中でもちゃんと見えるのですね。

   

 ISSはとても明るく、かなり速く星空を動いていくのですぐに分かります。ただし、毎日見えるわけではなく、見える時間もほんの数分間です。

 科学館では、この9月〜10月にかけて「宇宙飛行士スペシャル」と題して、宇宙開発や宇宙飛行士について特集する特別企画を開催しております。この中では、ISSの模型の展示やパネルによる紹介を行っているほか、ISSがいつ、どの方角に見えるのかといった情報も提供しています。また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のホームページでも情報を知ることができます。

 ぜひ、あなたの住んでいる町でISSを見てみましょう!