【開催報告】

2006/11/01


 

 郡山市ふれあい科学館の開館5周年記念投映 第二弾を、平成18年10月28日(土)に開催しました。
 今回は、名古屋市科学館の服部完治さんをお迎えし、福島県会津若松市にある「さざえ堂」からつながる、人々の宇宙観を紹介していただきました。

 
         
 


コンソールにて解説を行う服部さん

 

 服部さんは、名古屋市科学館で生解説を25年に渡ってされているベテランです。今回は当館スタッフとは違った雰囲気の、服部さんの語りをお楽しみいただきました。

 今夜の星空を少しご紹介いただいた後、テーマである「螺旋」の話へと移っていきます。高校時代の修学旅行で見た「さざえ堂」の不思議な構造に度肝を抜かれた、という思い出から、会津・さざえ堂独特の二重螺旋構造の話、そして世界のさまざまな場面で見られる「螺旋」が意味する人々の世界・宇宙観へとつながります。

 
         
 


さざえ堂の「二重螺旋」が宇宙観とつながります

 

 途中、プラネタリウムの星空と映像で、さまざまな宇宙の「螺旋」をご覧いただきながら、天の世界をお話いただきました。

 最後に服部さんは、「さざえ堂は日本のバベルの塔である」と締めくくられました。私たちにとって身近なところから、宇宙へと意識が向いていく1時間となりました。

 
         
 


「へびつかい座」の神話の奥にも・・・

 


宇宙における「螺旋」はいろいろなところにあります

 
         
   服部さん、今回はすてきなお話をどうもありがとうございました!

 最終回(11/12)は、福島県出身の天文学者・渡部潤一さんにお越しいただき、話題の惑星の世界と、子どものころに見上げた思い出の星空について、お話いただきます。どうぞお楽しみに!