【開催報告】

2006/11/14


 

 郡山市ふれあい科学館の開館5周年記念投映 第三弾を、平成18年11月12日(日)に開催しました。
 今回は、福島県出身の天文学者、渡部潤一さんをお迎えいたしました。渡部さんは太陽系を専門としており、特にこの夏に惑星が大きな話題となったことから「ふくしまから宇宙へ −惑星・冥王星を語る!−」と題して、惑星・冥王星について詳しくご紹介いただきました。

 
         
 


渡部潤一さんが宇宙劇場に登場!

 

 まずは、渡部さんから自己紹介いただいた後は、太陽を見送りプラネタリウムで夜を迎えました。その日付は1972年10月8日、ジャコビニ流星群の日でした。予想が外れ見られなかった流星群、そして宇宙にたくさんある予測のできないこと、わからないことを調べてみようと、天文学者を志されるようになったそうです。

 現在の研究テーマは、太陽系に関することなどだそうですが、特に今回は惑星についてのお話をしていただきました。

 
         
 


「ジャコビニ流星群」の思い出から…。

 

 渡部さんは、国際天文学連合で惑星の定義を決める世界で7人の委員のお一人として活躍されました。これまでの「惑星」の見方や、観測によって広がってきた太陽系についての解説とともに、惑星の定義を決定するときの議論などについてもお話いただきました。

 そして、冥王星が惑星ではなく「新しいカテゴリーの代表」となったことは、私たちが太陽系についての研究・理解を深めてきたことであること、そしてこれからの研究課題についてもご紹介いただきました。

 
         
 


コンソールで解説を行う様子。

 


終了後は出口で質問などにお答えいただきました。

 
         
   渡部さん、そしてお越しいただいたみなさま、大変ありがとうございました。

 これからも、さまざまな企画を行ってまいります。どうぞご期待ください!