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【開催報告】ハイブリッド・プラネタリウム研修会

 郡山市ふれあい科学館は2012年4月に宇宙劇場をリニューアルし、従来のプラネタリウムとあわせ、ビデオプロジェクターでスクリーン全体に映像を映し出すことで、さまざまな宇宙の姿を紹介できる「デジタルプラネタリウム」機能を備えた最新の設備の「ハイブリッド・プラネタリウム」となりました。

 今回、全国に同様のシステムを導入している施設の担当者が集まり、さまざまな活用法についての情報交換を行う第1回目の「ハイブリッド・プラネタリウム研修会」を、当館が共催となり、メイン会場となって2013年1月20日〜22日に実施しました。

 全国各地から55名の方が参加し、情報交換や議論を行いました。

 

 1月21日は宇宙劇場を会場に、実際にプラネタリウムを投映しての研修を行いました。

 研修会世話人の鳫宏道 平塚市博物館長、当館館長 遠藤育夫からの挨拶の後、事例発表が行われました。

 仙台、大阪、愛媛、そして当館におけるプラネタリウムの使用事例を紹介し、ノウハウを交換しました。

 それぞれの専門性や、プラネタリウムで伝える内容をいかに分かりやすくするか、いろいろな視点から触れることで、新たな発想やアイデアが浮かんできます。


 また、宇宙を自在に表現できるシステムの使用法の紹介、機器の取扱いの細かな注意点など、来館者のみなさんに直接見える場所だけでなく、舞台裏の話題についても情報を交換しました。

 翌22日には、天文学的な観点からどのような視点を持ってプラネタリウムで紹介していくか、の議論が行われました。参加者の間で、さまざまな意見が交わされました。

 参加されたみなさま、会の開催にあたってご協力くださったみなさまに御礼申し上げます。

 当館としましても、今回の研修会の開催の成果を生かし、市民のみなさまに、より幅広く魅力的な内容のプラネタリウム投映を提供してまいります。