平成17年2月の活動報告

2005/02/09


 平成16年度最後の活動となる今回は、「基礎科学を例にあげた知的財産の構築 〜いろいろな物の性質を知ったら君も発明できる!?〜」をテーマに講演会を行いました。

 

【第10回目】2月5日(土)

 

 はじめに、黒森先生から今回の活動内容と、来年度の活動予定をお話ししました。

 来年度は、ロボットやラジオ作りなどを行いながら、科学・発明・特許に触れていく予定です。

   

 

 今回の講師の榊 泰直(さかき ひろなお)先生です。

 榊先生は、日本原子力研究所 大強度陽子加速器施設開発センター 加速器グループで、研究員として加速器の研究・開発に従事されています。また、関連する特許も2件出願しているそうです。

 この講演では、「ひかり」と「発明」について、お話いただきました。

   

 

 目に見えないひかりの紹介です。ブラックライトに、配達された「はがき」を近づけると何かか浮かびあがりました。

 目に見えるひかりのつぶの大きさを地球とすると、見えないひかりは東京ドームぐらいの大きさになるそうです。

 

 放射線測定装置「はかるくん」で、ひかりの大きさを測りました。

 測定物 (ひかりを出しているもの)と「はかるくん」の間に、アクリル板、アルミ板、鉄の板、鉛の板などを置いていくと、重いものほど板を通過するひかりの量が少なくなっていくのが分かります。

 重い物は、中に詰まっている物質の量が多いので、ひかりを多く遮断するのです。

   

 

 最後に先生から宿題がでました。「ひかり」のつぶを数える機械を考えてほしいそうです。

蛍光灯から1秒間に「10000000000000000000(0が19個)」ものひかりのつぶが出ているそうです。

 「とても難しいので、たくさん勉強してね!」と、先生からクラブ員の皆さんにメッセージをいただきました。


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