第8回目の活動は、「ゴム動力で動く作品作り」です。
今回の活動で作る作品は、ゴム動力で動く「糸巻き車」です。
工作の前に、黒森先生が作成した見本を披露しました。それを見たクラブ員から、驚きの声が上がります。
はじめに作品を見たときは、素早くゴムが戻り、くるくるとあっという間に回転する物だと思っていたのですが、実際には、すごくゆっくりと回転するものだったのです。
ゆっくりと回る仕掛けは、回転する割り箸に触れるろうそくにありました。ろうそくと割り箸の摩擦が、ゆっくりとした動きを作っていたのです。
さっそく、見本と説明書を見ながら、「糸巻き車」の作成が始まりました。ところが、ある程度作成が進むと、あちらこちらからクラブ員のとまどう姿が見られました。そう、ケースの穴にゴムをうまく通せないのです。
実はこれが、今回の作品作りの裏テーマである、「いかに工夫して離れた小さな穴にゴムを通すか?」だったのです。
はじめはノーヒントで、序々にヒントを出しながら作業を進めてもらいました。しばらくすると、クラブ員たちは次々と方法を見つけ、作品を完成させていきました。
最後に、完成させた作品で競争です。ただスピードを競うのではなく、いかに長く進むかを、ゆっくり進む「糸巻き車」で競い合いました。
次回は、「立体模型を作ろう」を行います。