第3回目の活動は、「モーターを作ろう!」に挑戦します。
今回の工作は、ギヤボックスの仕組みを学ぶため、その動力の中心となるモーターを作成します。
モーターは、磁石と電磁石の性質を利用したものですが、普段はどのような仕組みで動いているのかは、なかなか見る機会がありません。
そこで、本格的にモーターの構造を学ぶために、よりシンプルな形をした二極モーターを作成します。もちろん要の電磁石は、最初から作成します。
電磁石は、鉄心と呼ばれる芯材にエナメル線を巻くところから始まります。基本的には単純な作業ですが、そこは二極モーターの電磁石ですので、作成には技が必要です。
芯材は複数の鉄板からできているので、それをそろえて動かないようにした上で、エナメル線を芯材にしっかりむらなく巻いていかねばなりません。正確さが求められる作業に、クラブ員たちは四苦八苦です。
きちんと巻いているつもりでも、ある程度巻くと、巻きにむらがあったり、エナメル線を巻いた厚みがふくらんでいたりと、次々とミスが見つかります。
黒森先生が、あちこちと指導をしていきますが、みんななかなか上手くいきません。
そのうち、エナメル線が絡まないように工夫した装置から線が外れ、絡まって立ち往生するクラブ員まででてしまいました。
それでも、なんとか電磁石の部分を完成させ、磁石と対する位置に取り付けるところまではできました。
しかし、そこで時間が来てしまい、モーターを完成させることができませんでした。次回の活動で、モーターを完成させましょう。
次回は、今回の「モーターを作ろう!」の続きとなります。