第9回目の活動は、「からくり工作」ということで、ロープ渡りサルを作りました。
今回の工作は、ひもとゴムを使って動くもので、ひもを引くと工作が自動的に上へのぼっていくというものです。
型紙は、全て黒森先生が手書きで描いたものを使用しました。まず左右対称になるように型を重ねて、ていねいにはさみで切りぬきます。少々形が複雑なので慎重にはさみを使います。
切りぬきが終わったら、部品の穴あけです。ネジを通すための穴を印にそってあけますが、紙が固くなかなか思うようにいきません。それでもがんばってみんな穴をあけることができました。
部品がそろったら、組み立てです。それぞれの部品を設計図どおりに組み合わせ、ネジでとめていきます。しかし組み立ての手順が複雑なので、なかなか大変です。
輪ゴムを通してバネとし、補強材をいれて本体を強化します。ひもを通して、ネジをしめて、さらにひもがほどよく動くようにネジのしまりを調整するという、たくさんの手順を通して、作品が完成しました。
実際に作品を動かしてみました。はじめは動く仕組みをくわしく教えず試してもらいましたが、なかなかうまくいきません。それでもこつをつかむと、次々動くようになりました。
うまくいかなかったクラブ員も、先生方の指導をうけて動くようなりました。そして、はじめ横にしか動かなかったサルの形をした工作が、ひもを伝い上に向けても動くようになると、クラブ員から歓声があがりました。
次回は「立体模型を作ろう」です。